歯科衛生士の面接を受けていると、「面接に落ちてショック」「どうすれば面接で合格できるか分からない」といった悩みを抱えますよね。
この記事では、歯科衛生士の面接で不採用になる理由と具体的な対策を解説しています。
要点を理解して、面接を突破できるようにしていきましょう。

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1.反省はしても落ち込む必要はない

歯科衛生士の面接で不採用の連絡をもらうと、落ちこむのは当然のことです。
「転職活動つらいな」「歯科衛生士辞めようかな」と考えてしまいますよね。
この時覚えておいていただきたいのが、反省はしても落ち込む必要はないということ。
- 何がいけなかったか分析する
- 「縁がなかった」と思うマインド
- あなたに合う歯科医院はいくらでもある
そもそも、どんな歯科医院にもマッチする歯科衛生士などありえません。
面接に落ちた時は、自分を否定されたと思い込まず、そもそも相性が悪かったと切り替えましょう。

気にしすぎず、正しい対策を知って次の面接の準備に取り掛かろう!
2.面接に落ちた10の理由


歯科衛生士が面接で落ちてしまうときには、以下のような理由があります。
1つずつ詳しい理由と対策方法を解説していきます。
①清潔感がない
歯科医院や病院で働くなら、清潔感はかなり重視されます。
敏感な口腔内への処置を行う歯科医院では、清潔感のあるスタッフに対応してもらいたいですよね。
清潔感と言っても、普通のことができていれば十分です。
- スーツ・洋服に汚れ/シワがないか
- 髪が長い場合まとめているか
- メイクは派手すぎないか



家を出る前に整えた身支度も、面接会場へ移動中に乱れてしまう場合があります。
面接開始前に必ずもう一度チェックしましょう。
②ビジネスマナーがない
比較的転職がしやすい歯科衛生士ですが、社会人として一般的なビジネスマナーが守られていない場合、面接で落ちる可能性が高くなります。
基本的なことができていれば大丈夫です。
- 面接の時間を守る
- 挨拶をする
- 敬語や丁寧語を使用する
- 募集要項は確認する
- 履歴書に誤字脱字がない
上記のビジネスマナーは最低限なので、必ず身に着けておきましょう。



ビジネスマナーがないとネガティブな印象を与えてしまうよ!
③態度や言葉遣いが悪い
歯科衛生士は医療従事者でありながらも営業職のような側面があります。態度や言葉遣いが悪いと、患者さんはついてきません。
そもそも面接時に、採用担当者から「一緒に働きたい」と思ってもらうことが重要です。
- 採用担当者に対しタメ語を使う
- 面接中にため息をつく
- 話していて目が合わない
- 足を組んだり貧乏ゆすりをしている
上記のようなNG態度・言葉遣いは悪い印象を与えかねないので絶対にやめましょう。



忙しくても疲れていても相手を尊重しよう!
④転職理由がネガティブ
- 前の職場の悪口
- 休みが少ない・給料が安い
- うつ病・パニック障害
歯科衛生士の面接ではよく転職理由を聞かれますが、上記のような説明をすると面接で落ちる可能性があります。
事実であってもストレートに伝えすぎないことが大切です。
ネガティブな理由は簡素に伝え、悪い印象を与えないようにしましょう。



以前の職場の悪口を言うことだけは絶対NG!!
⑤質問に対し無言になる
採用担当者からの質問に対して、詰まってしまったり無言の時間が続くと、落ちる可能性が高くなります。
そもそも歯科衛生士は技術職でありながらも営業職と言っても過言ではないほど、コミュニケーションが求められる職業です。
- 患者さんへの保健指導時
- 歯科医師や他のスタッフと連携をとる時
- ディーラーさんに注文をする時
とはいえ、コミュニケーションスキルは多々あるスキルの中で最も後天的に身に着けやすいスキルの1つです。
面接時は最低限の質問内容への対応ができれば十分なので、不安な方は事前に面接練習を行っておきましょう。



面接対策は転職サイトのキャリアアドバイザーがしてくれるよ!
⑥すべて本音で答えてしまう
正直に誠実な対応をすることは大切ですが、質問に対しすべて本音で答える必要はありません。
- 周りのスタッフとうまくいかなかった
- 残業が多かったから少なくしたい
- 労働時間や労働環境に不満があった
- 以前の職場は給料が安かった
上記のような答え方は基本的にNGです。
面接中の雰囲気がどれだけアットホームで何でも話せる雰囲気だったとしても、本音を伝えないように注意しましょう。



社会人として本音と建前を使い分けよう!
⑦求める条件に合わない
求人票をよく見ると採用条件が記載してあります。
採用条件を確認せずに応募し面接に進んだとしても、条件に合わない場合は落ちます。
自分の都合だけでなく、求人票に記載されている採用条件に自分が合うかどうか必ず確認しましょう。
- 年齢:40歳以下(キャリア形成のため)
- 学歴:専門学校以上
- 経験:経験5年以上
- 免許:歯科衛生士免許
上記のような採用条件が記載されていた場合は、すべて満たさなくてはいけません。
事業所(歯科医院・病院)側が求める条件を把握して、ミスマッチがないよう準備しておくのがおすすめです。



採用条件に合わなくても応募したい場合は、事前に事業所に直接連絡して聞いてみましょう。
⑧希望条件が多すぎる
歯科衛生士は売り手市場なので、比較的採用されやすく簡単に転職できると考えている歯科衛生士も少なくありません。
売り手市場だからと言って希望条件を伝えすぎると面接で落とされる可能性が高くなります。
- 年収500万円
- 18時までに退勤可能
- 電話対応やアシスタント業務の拒否
- 小児メンテナンス拒否
上記のようにあれもこれもとわがままに希望条件を伝えては、印象が悪くなります。
全てを叶えた職場を見つけるのはかなり難しいので、自分の大切にしたい条件に優先順位をつけ、転職活動を行うのがおすすめです。



謙虚さが大切!
⑨未経験・歯科衛生士の経験が浅い
求人票に「未経験可」と記載されていても、欠員で即戦力を求めている場合、経験者が優遇されることがあります。
条件に合っていたからといって、必ず採用されるわけではないので気を付けましょう。
しかし、なかには「新卒」や「経験が浅い」歯科衛生士を育ててくれる【研修制度が充実している】歯科医院もあります。



未経験や経験の浅い方は、研修制度がある歯科医院を選ぶといいですよ
⑩採用人数が少ない
そもそも採用人数が少ないと面接で落ちることがあります。
人気の職場はスピード勝負。なので最初に応募した人が優遇されることも……。
- 保健所などの公務員の募集
- 10人以下の小規模なクリニックの募集
- 主任などポジションが確立された募集
- 好条件のクリニックの募集
上記の募集は、そもそもの募集人数が少ないので面接で落ちやすいです。
また、応募者も集まりやすいため面接の難易度が高く、事前の準備が重要となります。



事前に転職エージェントに面接対策してもらいましょう。
3.面接で落ちないために大切なこと


- 落ちるNGポイントを理解する
- 事前準備を十分にしておく
- 失敗から学ぶ
ここからは面接で落ちないために大切なことを1つずつ解説していきます。
①落ちるNGポイントを理解する
実は面接時に最も大切なのは、基本的なビジネスマナーです。
以下に面接時に落ちないための基本的なポイントを列挙したので1つずつ確認しましょう。
- 清潔感のある見た目か
- 約束の時間を守っているか
- 履歴書など必要書類を持っているか
- 面接を受ける態度は悪くないか
- すべて本音で答えていないか
- 回答に詰まる/無言になることはないか
基本的なマナーは最も重要です。経験やスキルの有無にかかわらず、ビジネスマナーの抜け漏れがないようにしましょう。



最低限押さえておきましょう!
②事前準備を十分にしておく
面接時には事前に十分に準備をしておくことが大切です。
- 面接対策
- 必要書類の用意
- 応募先の事業所に関する調査
- 応募先への交通手段
- 面接時の服装
- 応募条件の確認
面接は、お互いの希望条件をマッチさせるお見合いのようなものです。
「どうしてもこの職場で働きたい気持ち」と採用担当者の「あなたにこの職場で働いてほしい気持ち」がマッチして採用の条件が変化します。
選ばれて当然と思わずに、「選んでもらう謙虚な姿勢」を意識し、今一度自分の態度を見直してみましょう。



面接に合格したからと言って、必ず働かなくてはならないわけではありません。
内定辞退もできるので、まずは面接に合格することを目標にしましょう。
③失敗から学ぶ
歯科衛生士の面接で落ちた場合、落ちこむのは当然です。
しかし、自分を責めても何の解決にもなりません。大切なのは落ちた経験から、自分を省みて次につなげること。
失敗理由 | 対策例 |
---|---|
緊張 | ・面接練習を行う ・緊張の理由を考え対策する |
準備不足 | ・応募先のHPや募集要項から情報収集をする ・具体的に何の準備が不足していたか明らかにする |
書類 | ・履歴書の書き方の見直し ・志望動機の見直し |
マナー | ・ビジネスマナーを勉強する ・キャリアアドバイザーに相談する |
勤務条件 | ・希望条件の見直しを行う |
面接で失敗した理由を考えながら、対策を行いましょう。
歯科衛生士に特化した転職サイトを使おう
歯科衛生士が直接応募や、求人サイトからの応募で面接に落ちた際は、歯科衛生士に特化した転職サイトを活用することをおすすめします。
- 面接に落ちた理由が明らかになる
- 面接対策をしてくれる
- 履歴書添削をしてくれる
- 見学・面接同行をしてくれる
- 第三者からのアドバイスがもらえる
自分一人でも面接対策できないわけではないですが、プロにサポートしてもらった方が成功率は上がります。



無料で利用できるので、面接に落ちて困ったら一度プロに相談してみましょう!
4.プロと二人三脚で面接対策しよう


歯科衛生士の転職で面接に不安がある場合や、履歴書・職務経歴書に不安がある場合は、「プロのキャリアアドバイザー」への相談がおすすめです。
キャリアアドバイザーのサポート内容は下記のとおりです。
- 希望条件に合う求人紹介
- 給料や待遇の条件交渉
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接の日程調整、面接対策



転職サイトに登録すると上記のサポートが無料で受けれますよ
ここからは転職サポートのある転職サイトを1つずつ解説していきます。
デンタルワーカー


- グループ合計年間3万人の転職成功実績
- 求人数が多い(約13,000件の公開求人+非公開求人)
- 歯科医院の内部事情を教えてくれる
デンタルワーカーは全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。
歯科業界に専門に取り扱うプロフェッショナルなアドバイザーが転職サポートしてくれます。
その勢いはすさまじく、デンタルワーカーを運営する株式会社トライトキャリアの大元の株式会社トライトは、2023年7月24日にグロース市場に上場しました。(証券コード:9164)
転職成功したい方は、必ず登録しておきましょう。
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豊富な実績があるプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職をフルサポート!初めてや慣れない転職でも安心です!
デンタルワーカーの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 13,187件+非公開求人 |
雇用形態 | 正社員・アルバイト/パート |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国 |
就職先 | 歯科医院・病院 高齢者施設・障がい者施設 |
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
公式サイト | https://dental-worker.com/ |
コンサルタントの質が高い
デンタルワーカーは、良かったです。 こちらも、たまに掲載したままの求人がありましたが、ほとんどは更新されてました。 それから、担当さんに気になる歯科を伝えると 院内の感じや、給与面で聞きにくいこと、待遇で聞きにくいことも全て根掘り葉掘り聞いてきてくれます。笑 だから、楽です。また使うと思います。
引用:Yahoo!知恵袋
高収入で魅力的な求人が多い
デンタルワーカーは自分にはもったいないくらいの職場を紹介してくれました。年収アップし家にも早く帰れるようになったので転職して良かったです。
当サイト独自のアンケート



筆者も実際に過去転職活動で利用したことがありますが、何社か使った中では一番コンサルタントのレベルが高く、対応の質が良かった印象でした。
ファーストナビ歯科衛生士


- 年間2万人以上のDHが登録
- 取り扱い求人数が多い(約12,000件の公開求人+非公開求人)
- DH免許を持つアドバイザーが複数在籍
ファーストナビ歯科衛生士は全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。
歯科衛生士の資格を持ったキャリアアドバイザーが複数在籍し、親身になって話を聞いてくれます。
経験があるからこそ専門的なアドバイスをしてもらえるので、デンタルワーカーで物足りなさを感じた方はファーストナビ歯科衛生士に登録しましょう。
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豊富な実績があるプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職をフルサポート!初めてや慣れない転職でも安心です!
ファーストナビ歯科衛生士の基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 約12,000件+非公開求人 |
雇用形態 | 正社員・パート |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国 |
就職先 | 歯科医院・病院・学校・企業 |
運営会社 | 株式会社ファーストコネクト |
公式サイト | https://firstconnect.co.jp/ |
理想・希望の求人を紹介してもらえる
はじめは連絡がたくさん来て驚きましたが、希望の条件に合う歯科医院から急募の求人が出たとき担当の方が真っ先に連絡をくれ嬉しかったです。
当サイト独自のアンケート
LINEでのやり取りが便利
働きながらの転職活動は大変でしたが、電話だけでなくLINEでやり取りできるのが良かったです。
当サイト独自のアンケート



歯科衛生士の資格をもったキャリアアドバイザーが複数在籍しているのはファーストナビ歯科衛生士ならではの特徴です。
JOB歯科AGENT


- 首都圏中心に好条件の求人を多数取り扱う
- 歯科医院の内部事情を教えてくれる
- LINEでのやり取りが便利
JOB歯科AGENTは2021年スタートなので、取り扱い求人数が約2,000件(+非公開求人)とそう多くありませんが、紹介先の歯科医院はキャリアアドバイザーが実際に訪問したところだけです。
なので事前に歯科医院内のスタッフの様子や雰囲気がよく分かります。
人間関係に悩むことなく、自分に合った職場で働きたいという方におすすめです。
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事前に歯科医院内部の様子が分かると安心ですね。
JOB歯科AGENTの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 約2,000件+非公開求人 |
雇用形態 | 常勤・非常勤 |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国(一都三県に強い) |
就職先 | 歯科医院・病院 |
運営会社 | 東晶貿易株式会社 |
公式サイト | https://www.tosho-trading.co.jp/ |
コンサルタントの質が高い
実際にJOB歯科AGENTを使ってみたら、こちらの事情で2度もリスケしたにもかかわらず、キャリアアドバイザーの方がとてもよく話を聞いてくれました。親切と感じました。
当サイト独自のアンケート
高収入で魅力的な求人が多い
前の職場では業務内容と給料が割に合わなかったので転職しました。
引用:JOB歯科AGENT公式サイト
『JOB歯科』は自分の希望条件を細かく設定することができたことが、とてもよかったです。見事自分の希望にマッチした医院を見つけることができ、年収が100万円以上も上がりました!
歯科転職ナビ


- 累計30,000人以上の転職成功実績
- 求人数が多い(約7,000+非公開求人)
- キャリアアドバイザーのレベルが高い
歯科転職ナビは担当のキャリアアドバイザーが転職サポートしてくれますが、しつこい連絡が一切ないのが特徴です。
LINEを通じたやり取りは「マイペースに就活ができる」と魅力的なポイントの一つです。、
また転職で不利になりやすいブランクありの歯科衛生士からの評価も高く、どんな歯科衛生士でも是非登録しておきたい転職サイトの1つです。
\ キャリア相談をしてみよう/
子育て中・ブランクありでも職場が見つかる



豊富な実績があるプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職をフルサポート!初めてや慣れない転職でも安心です!
歯科転職ナビの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 約7,000件+非公開求人 |
雇用形態 | 正社員・非常勤/パート |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国 |
就職先 | 歯科医院・病院・学校 企業・高齢者施設 |
運営会社 | 株式会社PECORI |
公式サイト | https://pecori.co.jp/ |
コンサルタントの質が高い
パワハラを受け歯科衛生士を辞めたい気持ちで相談してみました。担当の方は親身になって話を聞いてくれました。
当サイト独自のアンケート
ブランクがあっても転職できた
10年以上のブランクがあり復帰するのが不安でしたが、なんとか就職先が決まりました。何もかも自信がなく不安だったのでいい歯科医院に内定が出てよかったです。
当サイト独自のアンケート



他には、小さい子供がいて急な休みに対応してくれる歯科医院に就職できたという口コミもありました。このように歯科転職ナビでは、あなたの希望に合った求人を丁寧に紹介してくれます。
5.歯科衛生士転職サイトの選び方


まず事前にお伝えしておきたいポイントとして、転職サイトは複数利用するようにしましょう。なぜなら、同じ事業所の求人でも転職サイトによって給与や募集内容が違う場合があるからです。
目安は3社で、実際に使いながら合う合わないを判断して転職活動をしていくのがおすすめします。具体的には以下のようなステップで選んでいきましょう。
①歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶ
転職サイトによってそれぞれ得意領域が異なります。まずは歯科衛生士に特化した転職サイトを選びましょう。
全体の求人数が多い総合転職サイトは、歯科関連企業や異業種の求人数は多いですが、歯科医院や病院への求人は正直とても少ないです。
歯科医院や病院への転職を希望する歯科衛生士は、必ず歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶようにしてください。



逆に「歯科関連企業や異業種の求人を見たい」場合は、全体の求人数の多い総合転職サイトを利用しましょう。
②自分で探すか紹介してもらうか
2つ目の選び方は、就職までの就活方法です。歯科衛生士向け転職サイトには、自分で求人を探し直接応募する「直接応募型」と、キャリアアドバイザーから求人を紹介してもらう「紹介型」の2種類があります。
それぞれの特徴を知ってバランスよく活用しましょう。メリットデメリットを整理すると以下の通りです。
自分で探す場合 | 紹介してもらう場合 |
---|---|
・歯科医院から直接スカウトが届く | ・求人数が多く検索機能が充実・紹介経由でしか就職できない 非公開求人あり | ・サポートがきめ細やかで手厚い
自分で行う必要がある | 応募から面接まですべて一人で転職したい人には不向き |
上記のように2種類の転職方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。できるだけ併用して使うようにしましょう。
また転職活動はスピード勝負です。先延ばし癖があったり、働きながら急いで次の勤務先を探したりする場合は、転職サポートのある紹介型転職サイトを活用しましょう。
一方自分で職場を探したい方や、就活に自信がある方は直接応募型を活用しましょう。
それぞれの転職方法がおすすめの人を整理すると下記のとおりです。



直接応募型と紹介型の転職サイトを併用して、自分に合う転職方法を探しましょう!
③サポート体制が充実しているか
転職サイトを選ぶポイント3つ目は、サポート体制が充実しているかです。
転職サポートは、紹介型の転職サイトを利用する最大のメリットです。ヒアリングを通じ自分の大切にしたい条件の整理ができたり、履歴書添削や面接対策など、状況に応じたアドバイスがもらえたりします。
特に紹介型の転職サイトは、紹介経由でしか就職できない「非公開求人」を保有していて、これは自分一人での転職では得られません。キャリアアドバイザーの力を借り志望動機や自己PRを一緒に作り上げることで、内定率がぐっと上がります。
ただ、「担当のキャリアアドバイザーがどれくらい面倒を見てくれるか」は、キャリアアドバイザーの忙しさや面倒見の良さ、あなたの転職へのモチベーションに左右されます。
そのため何人かに相談したうえで、一番あなたの話を親身になって聞いてくれ、適切なアドバイスをしてくれるキャリアアドバイザーを見極めるようにしてくださいね。



担当者やその時の状況によってサービスの印象は変わります。
1回きりでサービスの印象を決めつけず、複数のキャリアアドバイザーと話してみましょう。
④希望の就職先の取り扱いのあるかで選ぶ
4つ目の選び方のポイントは、希望の就職先に適した転職サイトを活用することです。
歯科衛生士の就職先のほとんどは歯科医院※1ですが、それ以外にも様々な就職先があり、就職先によって転職サイトに求人があるかどうか変わってきます。※1:令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
就職先 | 転職サイトの利用 | コメント |
---|---|---|
歯科医院 一般歯科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・口腔外科・訪問歯科・障がい者歯科 | 特化型を 活用しましょう | |
病院 国立病院・公立病院・大学病院・一般病院 | 求人はありますが 数が少ないです | |
歯科関連企業 歯科材料系・技工所系・外資系・教育系・人材紹介 | 大手総合転職サイト 歯科衛生士特化 併用がおすすめ | |
学校 歯科衛生士専門学校・短期大学・大学 | 求人はありますが 数が少ないです | |
施設 介護老人保健施設・介護医療院・指定介護老人福祉施設・居宅介護支援事業所 | 求人はありますが 数が少ないです | |
行政 口腔ケアセンター・保健所・市町村・県庁 | 転職サイトに 求人はありません |
このように、就業先によって転職サイトを利用した方がいい人と利用しなくてもいい人が変わってきます。
自分の働きたい場所に合わせて転職サイトを活用するかどうか、あるいはどの転職サイトを利用するか決めてくださいね。



行政への就職を希望するあなたは、働きたい役所の公式サイトから歯科衛生士の募集がないか確認しましょう。
⑤複数利用しながら担当者の質を見極める
5つ目の選び方は、転職サイトは1社だけに限定せず、複数併用して担当のキャリアアドバイザーを見極めることです。
なぜならキャリアアドバイザーは、ビジネススキルが十分ではない歯科衛生士を相手にしていることもあり、決して「ハイスペックな社会人」ではありません。(※優秀な方は歯科医師向けや企業担当をします)
実際にキャリアアドバイザーがやる仕事と言えば、歯科衛生士の話を親身になって聞き、自分の経験に基づいたアドバイスをして、条件に合う求人をテキトーな理由で紹介するだけです。極論、やろうと思えば誰でもできます。
下記は良いキャリアアドバイザーを見極めるチェックリストです。
- 初回に時間をかけてあなたの話を深掘りして聞いてくれるか
- 就職を希望する地域のことに詳しいか
- キャリア相談や面接対策に時間をかけるか
- 応募先のネガティブ面も教えてくれるか
- 年下だとしても敬語で丁寧に話すか
- 約束や時間を守るか
こちらのチェックリストを満たすキャリアアドバイザーであれば、あなたの実力や状況を十分に理解しベストな就職先を紹介してくれるかもしれません。



一見、気持ちを一番理解してくれるのは歯科衛生士の資格を持ったキャリアアドバイザーかと思われがちですが、上記のチェックリストに当てはまるようならはっきり言ってハズレです。ハズレをひいたら担当変更してもらいましょう。
6.よくある質問


- 転職サイトの利用は料金がかかる?
-
転職希望者は無料で利用できます。
- 転職サイト/エージェントはなぜ無料で利用できるの?
-
求職者が無料で利用できるのは、職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。※参考:職業安定法32条
- 新卒やブランクありでも転職サイト/エージェントは利用できる?
-
利用できます。また、転職エージェントはあなたに合った職場を紹介してくれます。
- 転職サイト/エージェントは複数利用するべき?
-
複数利用するべきです。
その理由は、同じ求人でも転職サイトによって内容が違ったり、キャリアアドバイザーの対応が違うからです。比較してより良い転職先を見つけるために、必ず複数利用しましょう。
- 歯科衛生士の平均年収は?
-
歯科衛生士の平均年収は382.5万円です。(参考:職業情報提供サイト )
「歯科衛生士の平均年収いくら?」という記事で詳しく解説しています。
- すぐに転職予定はないけれど求人だけ見たい!情報収集だけしたい!
-
大丈夫ですよ!会員登録時にお知らせメールやスカウト機能をオフに設定しましょう。
- 転職活動で内定をもらったけどやっぱり辞退したい
-
大丈夫です。辞退する場合は、各事業所の採用担当者に連絡しましょう。
転職エージェントを利用している場合、担当者に連絡しましょう。
- 歯科衛生士の就業者数は?
-
直近の調査では、全国の歯科衛生士数は142,760人です。(参考:令和2年衛生行政報告例〔就業医療関係者〕の概況)
就業場所別の歯科衛生士数は以下のようになっています。
引用:日本歯科衛生士会 - 認定歯科衛生士の資格をとると給料は上がりますか?
-
資格手当として給料に加算してくれる医療施設では、毎月1~3万円程の金額がプラスされることがあります。
しかし、認定歯科衛生士をとったとしても資格手当を支給してくれる歯科医院ばかりとは限りません。入社前に確認しましょう。
参考:日本歯科衛生士会「認定歯科衛生士について 」
- 歯科衛生士として復職したいのですがブランクがあるので不安です
-
歯科衛生士として復職する際にブランクがあることで不安な方は、セミナーや研修を受講する方法がおすすめです。
都道府県ごとの復職支援事業に関しては「歯科衛生士の復職支援事業 」をご覧ください。
- 歯科衛生士は年収1000万円稼ぐことは可能?
-
限りなく不可能に近いです。詳しくは「歯科衛生士は年収1000万円稼げる? 」という記事で解説しています。
そのほか年収に関する記事はこちらからご覧ください。
- 歯科衛生士の非公開求人って?
-
一般的に公開されていないエージェントからの紹介が必要な求人情報です。
非公開求人に関しては、【歯科衛生士の非公開求人とは】という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士の志望動機の書き方が分からない
-
志望動機はいくつかのポイントを押さえて書く必要があります。
詳しくは「歯科衛生士の志望動機のポイント 」という記事で解説しています。
- 歯科衛生士の面接で落ちた理由は?
-
状況によってさまざまな理由が考えられます。
詳しくは「歯科衛生士の面接で落ちた理由 」という記事で解説しています。
- 転職サイト/転職エージェントは常勤以外の求人もあるの?
-
あります。
常勤・時短正社員・自分の働き方に合わせて転職活動をしましょう。
- 歯科衛生士を辞めたい……3年続けないとダメ?
-
どうしても辞めたいときは、やめてOKです。
やめたい理由によって対応方法が異なるので、詳しくは「歯科衛生士を辞めたいのは甘え?」という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士が稼ぐ方法は?
-
今より稼ぐ方法は以下の4つです。
- 転職
- 副業
- 資産運用
- 独立
詳細は「歯科衛生士は稼げない?給料が低い理由と対処法」という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士は副業をしてもいい?
-
副業をしても良いかどうかは、各勤務先の就業規則によって異なります。
おすすめの副業や、注意点を知りたい方は「歯科衛生士におすすめの副業」という記事をご覧ください。
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