- 歯科衛生士の給料が低い理由
- ①保険点数が低いため
- ②医院の経営が不調なため
- ③院長がケチなため
- 今より稼げる歯科衛生士になる方法
- 「転職」「副業」「資産運用」「独立」の4つの方法で年収アップが可能。
- 一番のおすすめは転職。年収アップが狙える転職サイトは「デンタルワーカー」「JOB歯科AGENT」「ファーストナビ歯科衛生士」。迷ったら上場しているデンタルワーカーを選べば間違いない。
この記事では、歯科衛生士は稼げる職業かどうか解説しています。
結論、歯科衛生士の平均年収は382万円と低く、稼げる職業とはいえません。
転職により100万円以上年収UPした筆者が、「歯科衛生士の給料が低い理由」や「稼ぐ方法」をご紹介していきます。
年収アップしたい歯科衛生士は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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歯科衛生士の年収に関する情報

そもそも歯科衛生士の平均年収はいくらで、どのような分布なのでしょうか?
- 平均年収
- 企業規模別
- 都道府県別
- 年収分布:常勤歯科衛生士が対象
日本歯科衛生士会や厚生労働省のデータを用いて1つずつ解説していきます。
1.歯科衛生士の平均年収

- ① 企業規模別
-
厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、歯科衛生士の平均年収は、約382.5万円です。
企業規模別の内訳を以下にまとめました。
スクロールできます企業規模 平均年齢 勤続年数 所定内給与額 年間賞与
その他特別給与額推定年収 10人以上 36.5歳 7.5年 約27.1万円 約43.2万円 約368.4万円 1000人以上 39.1歳 6.4年 約28.0万円 約89.7万円 約425.7万円 100~999人 43.3歳 10.5年 約26.5万円 約77.1万円 約395.1万円 10~99人 35.7歳 7.3年 約27.1万円 約36.2万円 約361.4万円 ※出典:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 上記から1000人以上の病院/医療法人が、「所定内給与額」「年間賞与その他特別給与額」共に一番高いことが分かります。
また、(所定内給与額×12か月)+(年間賞与その他特別給与額)の計算式のもと算出した推定年収も、1000人以上の病院、医療法人が一番高い結果となりました。
みすー
とはいえ、全国的な平均年収は433万円であり、歯科衛生士は決して稼げる職業ではありません。
勤務先の企業規模によって金額の差があることも分かります。小規模歯科医院よりも1000人以上の大規模医療法人で働いた方が、より多く稼げるようです。
ただし、大規模医療法人では人間関係や超過労働時間数の多さにストレスを感じ、働きづらさを感じる場合があります。
みすー年収を高くしたい場合、大型医療法人を選ぶことが一つのポイントです。
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- ② 都道府県別
-
厚生労働省の職業情報提供サイトをもとに、都道府県ごとの歯科衛生士の平均年収を調べまとめました。
参考資料:情報の整理
今回は平均年収の高い都道府県から順に、ランキング形式でトップ10を紹介します。
平均年収
(万円)平均年齢
(歳) .宮城県476.1 43 .神奈川県474.8 42.8 .東京都467.8 42.3 4位.長崎県 453.6 55.1 5位.福岡県 453.2 40.3 6位.新潟県 422.4 41 7位.兵庫県 414.7 39 8位.山口県 410 49.1 9位.愛知県 407.6 33.6 10位.香川県 406.4 41.8 平均年収の高い都道府県ランキング みすー地域によって最大100万円以上平均年収が違うことも。「自分の働く地域の平均年収はいくらか」知ることが大切です。
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2.年収分布


令和2年3月、日本歯科衛生士会発行の「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」から、常勤の歯科衛生士の年収分布は上記の通りです。
最も多いのが歯科衛生士の平均年収である382.5万円に近い【年収300~400万円】で、500万円以上年収をもらっている歯科衛生士に関しては全体のわずか14%でした。



500万円以上もらってる歯科衛生士もいるんですね。
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歯科衛生士が稼げない3つの理由


歯科衛生士の給料が低い理由は、以下の通りです。
- 保険点数が低いため
- 医院の経営が不調なため
- 院長がケチなため
1つずつ解説していきます。
理由①保険点数が低いため


SNS上の口コミからわかるように、我々が専門とする歯科領域は保険点数が低いです。はっきり言って治療内容に見合っていません。
- 時間に対する対価に見合っていない……
- インフレがほとんど考慮されていない……
- 真面目にやればやるほど損をする……
真面目に治療すればするほど赤字という声も上がっているほどです。
歯科保険の改定 | 診療報酬の点数について
診療報酬点数の改定は医療の進歩や日本の経済状況などを踏まえ、2年に1度改訂が行われております。※参考:令和4年度診療報酬改定の概要
しかし、材料費や人件費の高騰に追いついておらず、保険診療だけで従業員の給料をはじめとした経費をまかなうのは厳しい現実です。


世界的に見ても類を見ないほど格安の保険診療のため、日本の歯科衛生士の給料は低いと言えます。



歯科衛生士であれば、この辺の知識は最低限知っておきましょう。
理由②医院の経営が不調なため


2つ目の理由は、医院の経営が不調なためです。
近年のインフレはめまぐるしく、2023年10月現在、投資用区分マンションは過去最高値を記録しました。※参考:PR TIMES
歯科医院経営は、決して安定した収入が得れるとは限りません。記憶に新しいコロナショックのように、いつ営業できなくなるやもわかりません。
- 人件費
- 場所代
- 技工代
- 機材/材料代
- 諸経費(SNS運用代行、HP作成、求人掲載)
- 税金
収入が不安定な一方、毎月上記のようまとまった支出があり、ひとたび判断を誤ると赤字になってしまいます。
そのため、人件費という金額の大きい出費は『上がりにくい傾向』があり、歯科衛生士は稼げないのです。



歯科医師として仕事ができることと、経営のセンスがあることは全くの別物です。
理由③院長がケチなため


最後の理由は、院長がケチなためです。
自由診療が多く売り上げも十分だとしても、毎日SPT患者を10人以上担当し医院の売り上げに貢献していても、そもそも院長がケチだと給料は上がりません。
- ボーナスが支給されない
- 地域相場より、給与が低い
- 昇給がない/少ない
- 残業代が支払われない
- ペーパータオルではなくタオルで手を拭く
なお、院長がケチで従業員にケチを押し付けながらも、自分だけ豪勢しているのは言わずもがな論外です。



倹約家とケチは別物。給与に不満がある場合、辞めることも視野に入れましょう。
稼げる歯科衛生士になる方法4選


ここからは実際に稼げる歯科衛生士になるための方法を4つ紹介します。
- 転職
- 副業
- 資産運用
- 独立
それぞれの項目に関して、一覧表で比較すると以下の通りです。▼
方法 | おすすめ度 | 年収増加 | 確実性 | 即効性 | 精神的負担 | 難易度 | 内容 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
①転職 | 確実に上がる | あり | あり | あり | 簡単 | 詳細 | |
②副業 | 頑張り次第 | 内容次第 | あり | なし | 簡単 | 詳細 | |
③資産運用 | 時間が必要 | 内容次第 | なし | なし | 難しい | 詳細 | |
④独立 | 期待できる | なし | なし | あり | 難しい | 詳細 |
1つずつ解説していきます。
①転職


歯科衛生士が最も簡単に年収アップができる方法として、転職があります。今の給料と比較し、より見込み年収が高い職場を選びましょう。
- 医療法人・歯科医院
- キーワードは「インセンティブあり」
- 矯正歯科、審美歯科、訪問歯科
- キーワードは「インセンティブあり」
- 一般企業
- 最初は下がる場合が多いが、勤続すればするほど上がる
- おすすめはインセンティブ有の外資系企業
- (例:インビザライン・ジャパン)
- 最初は下がる場合が多いが、勤続すればするほど上がる
しかし、転職すると一時的に年収が下がるのが一般的です。
そのまま今の職場にいると毎年昇給していくので、転職する前の方が結果的に年収が高くなるというケースも。



地域によって最低賃金に差があるので、平均賃金の高い首都圏で働くのがおすすめです。
転職おすすめな人とおすすめしない人
上記に転職がおすすめな人と転職をおすすめしない人の特徴をまとめました。
簡単にまとめると、今の大型医療法人に勤務していて役職を狙える場合、転職をしない方が吉です。
上記を参考に本当に自分が転職すべきか、考えてみましょう。



ちなみに筆者はジョブメドレーを使い転職し年収が100万円アップし、平均年収以上もらえるようになりました。
歯科衛生士におすすめの転職サイトに関しては以下の記事にまとめています。
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プロの転職アドバイザーに相談してみよう
②副業


副業で収入源を増やすこともまた、手っ取り早く収入を上げる方法の1つです。職場の労働環境に悩んでいなければ、無理に転職せず副業で収入を増やしましょう。
副業可の歯科医院で働いていなくても、年間20万円までであれば確定申告しなくて良いので、職場にバレることはありません。
しかし、勤務先によっては副業を禁止しているところもあるので、必ず事前に就業規則を確認しましょう。



歯科衛生士資格が生かせる副業は時給が高く人気がありますよ。
③資産運用


3つ目は資産運用で年収をアップを狙う方法です。今や3人に1人以上が資産運用をしている時代です。(参考:PR TIMES)
まとまった元手がなくても100円から投資をすることもできますよ。
資産運用には複数種類があるので、自分に合った投資を行いましょう。
- 預金
- 投資信託
- FX
- 株式
- 再建
- 不動産
- 仮想通貨
- FX
いつでも必ず利益が出るというわけではないので、本やネットで調べてから始めましょう。
金融庁の中高生向け学習資料 がとても分かりやすくまとめられていておすすめですよ。



投資業界には悪い人もいます。「必ず利益が出る」といった美味しい話に注意です。
④独立


4つ目に歯科衛生士の年収アップ方法として紹介するのは、独立です。独立とは、個人事業主として開業する場合を指します。
独立と起業については下の表にまとめました。▼
独立 | 起業 | |
---|---|---|
所属 | 所属なし | 自分の会社に所属 |
手続き | 簡単 | 複雑 |
資金 | 不要 | 必要 |
ここで一つ覚えておいていただきたいのは、「独立は誰でもできるけれど必ず成功するとは限らない」ということです。
歯科衛生士におすすめの独立
- セミナー講師
- 執筆活動
- 歯科医院の経営コンサル
- ホワイトニングサロン開業
など
上記のように独立の方法はたくさんあります。
とはいえ、そもそも成功するかどうかわからないので注意が必要です。自分にできそうなものからまずは挑戦してみましょう。



筆者の友人にも2人フリーランスとして働いているDHがいます。
1人はホワイトニングサロン、もう一人はセミナー講師をしていますよ。
歯科衛生士におすすめの転職サイト


歯科衛生士におすすめの転職サイトを紹介していきます。厳選するにあたり、下記の軸で比較して表に整理しました。
- 総合評価
- 求人数
- 利用者満足度(アンケート)
まずは転職サイトの概要をまとめた表とTOP5の特徴を解説していきます。
順位 | 転職サイト | 総合評価 | 公開求人 | 満足度 | 特徴・コメント |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 1位 | ![]() ![]() デンタルワーカー | 約13,000件 | 4.4/5.0 高い | 非公開求人多数 専門性の高いアドバイザーが多数在籍 | |
![]() ![]() 2位 | ![]() ![]() ファーストナビ | 約13,000件 | 4.2/5.0 高い | 4人に1人のDHが登録! DHの資格をもつアドバイザー複数在籍 | |
![]() ![]() 3位 | ![]() ![]() ジョブメドレー | 約16,000件 | 3.2/5.0 普通 | スカウト機能が魅力! 75の検索項目からマイペースに職場選び | |
4位 | ![]() ![]() JOB歯科AGENT | 約2,000件 | 3.0/5.0 普通 | 首都圏の好条件医院に強い 妥協しない仕事探しができる | |
5位 | ![]() ![]() 歯科転職ナビ | 約6,900件 | 4.1/5.0 高い | 実績・顧客満足度No.1 企業・学校求人取り扱いあり! |
迷ったら上位3位への登録をおすすめします。求人数の多い”大手”の転職サイトほど、多様な求人を見ることができるからです。
まずはそれぞれの転職サイトの特徴を見て「働きたい雇用形態・地域に対応しているか」「希望の就職先の求人があるか」を確認しましょう。
転職サイトは複数利用するようにしましょう。なぜなら転職活動の成功のカギは情報量と言っても過言ではないからです。
全ての転職サイトが無料で使えるので、理想の求人と出会えるよう十分に情報収集するのがおすすめです。
①デンタルワーカー


- グループ合計年間3万人の転職成功実績
- 求人数が多い(約13,000件の公開求人+非公開求人)
- 歯科医院の内部事情を教えてくれる
デンタルワーカーは全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。
歯科業界に専門に取り扱うプロフェッショナルなアドバイザーが転職サポートしてくれます。
その勢いはすさまじく、デンタルワーカーを運営する株式会社トライトキャリアの大元の株式会社トライトは、2023年7月24日にグロース市場に上場しました。(証券コード:9164)
転職成功したい方は、必ず登録しておきましょう。
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豊富な実績があるプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職をフルサポート!初めてや慣れない転職でも安心です!
デンタルワーカーの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 13,187件+非公開求人 |
雇用形態 | 正社員・アルバイト/パート |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国 |
就職先 | 歯科医院・病院 高齢者施設・障がい者施設 |
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
公式サイト | https://dental-worker.com/ |
コンサルタントの質が高い
デンタルワーカーは、良かったです。 こちらも、たまに掲載したままの求人がありましたが、ほとんどは更新されてました。 それから、担当さんに気になる歯科を伝えると 院内の感じや、給与面で聞きにくいこと、待遇で聞きにくいことも全て根掘り葉掘り聞いてきてくれます。笑 だから、楽です。また使うと思います。
引用:Yahoo!知恵袋
高収入で魅力的な求人が多い
デンタルワーカーは自分にはもったいないくらいの職場を紹介してくれました。年収アップし家にも早く帰れるようになったので転職して良かったです。
当サイト独自のアンケート



筆者も実際に過去転職活動で利用したことがありますが、何社か使った中では一番コンサルタントのレベルが高く、対応の質が良かった印象でした。
②JOB歯科AGENT


- 首都圏中心に好条件の求人を多数取り扱う
- 歯科医院の内部事情を教えてくれる
- LINEでのやり取りが便利
JOB歯科AGENTは2021年スタートなので、取り扱い求人数が約2,000件(+非公開求人)とそう多くありませんが、紹介先の歯科医院はキャリアアドバイザーが実際に訪問したところだけです。
なので事前に歯科医院内のスタッフの様子や雰囲気がよく分かります。
人間関係に悩むことなく、自分に合った職場で働きたいという方におすすめです。
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事前に歯科医院内部の様子が分かると安心ですね。
JOB歯科AGENTの基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 約2,000件+非公開求人 |
雇用形態 | 常勤・非常勤 |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国(一都三県に強い) |
就職先 | 歯科医院・病院 |
運営会社 | 東晶貿易株式会社 |
公式サイト | https://www.tosho-trading.co.jp/ |
コンサルタントの質が高い
実際にJOB歯科AGENTを使ってみたら、こちらの事情で2度もリスケしたにもかかわらず、キャリアアドバイザーの方がとてもよく話を聞いてくれました。親切と感じました。
当サイト独自のアンケート
高収入で魅力的な求人が多い
前の職場では業務内容と給料が割に合わなかったので転職しました。
引用:JOB歯科AGENT公式サイト
『JOB歯科』は自分の希望条件を細かく設定することができたことが、とてもよかったです。見事自分の希望にマッチした医院を見つけることができ、年収が100万円以上も上がりました!
③ファーストナビ歯科衛生士


- 年間2万人以上のDHが登録
- 取り扱い求人数が多い(約12,000件の公開求人+非公開求人)
- DH免許を持つアドバイザーが複数在籍
ファーストナビ歯科衛生士は全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。
歯科衛生士の資格を持ったキャリアアドバイザーが複数在籍し、親身になって話を聞いてくれます。
経験があるからこそ専門的なアドバイスをしてもらえるので、デンタルワーカーで物足りなさを感じた方はファーストナビ歯科衛生士に登録しましょう。
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豊富な実績があるプロのキャリアアドバイザーがあなたの転職をフルサポート!初めてや慣れない転職でも安心です!
ファーストナビ歯科衛生士の基本情報 | |
タイプ | 転職エージェント |
求人数 | 約12,000件+非公開求人 |
雇用形態 | 正社員・パート |
連絡手段 | 電話・メール・LINE |
対象地域 | 全国 |
就職先 | 歯科医院・病院・学校・企業 |
運営会社 | 株式会社ファーストコネクト |
公式サイト | https://firstconnect.co.jp/ |
理想・希望の求人を紹介してもらえる
はじめは連絡がたくさん来て驚きましたが、希望の条件に合う歯科医院から急募の求人が出たとき担当の方が真っ先に連絡をくれ嬉しかったです。
当サイト独自のアンケート
LINEでのやり取りが便利
働きながらの転職活動は大変でしたが、電話だけでなくLINEでやり取りできるのが良かったです。
当サイト独自のアンケート



歯科衛生士の資格をもったキャリアアドバイザーが複数在籍しているのはファーストナビ歯科衛生士ならではの特徴です。
目的別おすすめ転職サイト


実は転職サイトによって強みが違います。それぞれの転職サイトの特徴を知り、自分に合う転職サイトを選びましょう。
1つずつ解説していきます。
①転職サポートが充実しているサイト
転職サポートが充実した転職サイトは初めてや慣れない転職の方におすすめです。転職のプロであるキャリアアドバイザーがあなたを担当し、転職の手伝いをしてくれます。
- 求人紹介
- 給料や待遇の条件交渉
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接の日程調整、面接対策



自分一人で転職していたら得られないメリットです。
順位 | 転職サイト | 評価 | タイプ | 求人数 | 個別解説 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 1位 | ![]() ![]() デンタルワーカー | 紹介型 | 約13,000件 | 詳細 | |
![]() ![]() 2位 | ![]() ![]() JOB歯科AGENT | 紹介型 | 約2,000件 | 詳細 | |
![]() ![]() 3位 | ![]() ![]() ファーストナビ | 紹介型 | 約13,000件 | 詳細 | |
![]() ![]() 3位 | ![]() ![]() 歯科転職ナビ | 紹介型 | 約6,900件 | 詳細 |
もし迷ったら、いったんデンタルワーカーに登録しておけば十分です。毎年多くの歯科衛生士が転職した実績を持つデンタルワーカーのサポート力は、あなたの転職を成功に導いてくれますよ。
②給与から職場を探せるサイト
高給与の職場で働きたい歯科衛生士のあなたは、給与から職場を探せる転職サイトを活用しましょう。給与から検索する方法は、「年収」「月収」「時給」の3つがあります。
正社員の場合、月収は最も分かりやすい指標です。
しかし高月収求人の中には、「給与が高く見える固定残業代込みの月収」や「長年働いても昇給がない月収」のようなブラックな職場もあります。
給与を重視する歯科衛生士のあなたは「年収」という観点で職場選びをしましょう。おすすめの転職サイトは以下の通りです。



ちなみに年収から給与検索ができるのはデンタルワーカーだけです。
高給与の職場で働きたいあなたはデンタルワーカーを選びましょう。
③企業転職に強いサイト
企業への転職に強い転職サイトを紹介します。歯科衛生士が転職できる企業は以下の通りです。
- 異業種
- 歯科関連企業
- 歯科材料系・技工所系・外資系・教育系・人材紹介
企業転職に強い転職サイトは、歯科衛生士以外の転職希望者も対応しているため、歯科に特化した転職サイトよりものキャリアアドバイザー個々のレベルが高いです。
企業への転職は対策を練っておかないと、歯科医院のように簡単に内定は出ません。
企業転職を目指すあなたは、面接対策やビジネスマナー指導のサポートがある以下のサイトを使用しましょう。
順位 | 転職サイト | 評価 | タイプ | 転職先 | 個別解説 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 1位 | ![]() ![]() リクルートエージェント | 紹介型 | 異業種 歯科関連企業 歯科医院 学校 | 詳細 | |
![]() ![]() 2位 | ![]() ![]() ワークポート | 紹介型 | 異業種 歯科関連企業 医療法人 学校 | 詳細 | |
![]() ![]() 3位 | ![]() ![]() パソナキャリア | 紹介型 | 異業種 歯科関連企業 歯科医院 学校 | 詳細 |



歯科関連企業は、採用数に対し応募者が多い就活激戦分野です。
十分なサポートを受け転職成功させましょう。
④新卒におすすめのサイト
国試・実習・就活の3つを両立し多忙を極める歯科衛生士学生さんは、就活イベントや就職サポートのある転職サイトを活用し、効率よく就活を行いましょう。
新卒歯科衛生士におすめの転職サイトは、以下の通りです。過去にも多くの新卒DHの就活サポートをしている下記の3サイトは、必ず利用しましょう。
順位 | 就職サイト | 評価 | タイプ | コメント | 個別解説 |
---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() 1位 | ![]() ![]() 歯科転職ナビ | 紹介型 | 初めての就活もフルサポート | 詳細 | |
![]() ![]() 2位 | ![]() ![]() クオキャリア | サイト型 | 就活フェスや新卒専用ページが とても使いやすい | 詳細 | |
![]() ![]() 3位 | ![]() ![]() デンタルハッピー | 紹介型 | 出身学校別の口コミが 見れるのはここだけ! | 詳細 |
学校では教えてくれませんが、初めて働く就職先ほど大切なものはありません。
新卒でどの歯科医院で働くかによって、今後の歯科衛生士人生が決まると言っても過言ではないです。パワハラ・モラハラが飛び交うような過酷な労働環境で働くと、心も体も壊してしまうかもしれません。



長く働けるように、新卒時から十分に情報収集をし自分に合った職場で働きましょう!
歯科衛生士の転職サイトの選び方は?


まず事前にお伝えしておきたいポイントとして、転職サイトは複数利用するようにしましょう。なぜなら、同じ事業所の求人でも転職サイトによって給与や募集内容が違う場合があるからです。
目安は3社で、実際に使いながら合う合わないを判断して転職活動をしていくのがおすすめします。具体的には以下のようなステップで選んでいきましょう。
①歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶ
転職サイトによってそれぞれ得意領域が異なります。まずは歯科衛生士に特化した転職サイトを選びましょう。
全体の求人数が多い総合転職サイトは、歯科関連企業や異業種の求人数は多いですが、歯科医院や病院への求人は正直とても少ないです。
歯科医院や病院への転職を希望する歯科衛生士は、必ず歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶようにしてください。



逆に「歯科関連企業や異業種の求人を見たい」場合は、全体の求人数の多い総合転職サイトを利用しましょう。
②自分で探すか紹介してもらうか
2つ目の選び方は、就職までの就活方法です。歯科衛生士向け転職サイトには、自分で求人を探し直接応募する「直接応募型」と、キャリアアドバイザーから求人を紹介してもらう「紹介型」の2種類があります。
それぞれの特徴を知ってバランスよく活用しましょう。メリットデメリットを整理すると以下の通りです。
自分で探す場合 | 紹介してもらう場合 |
---|---|
・歯科医院から直接スカウトが届く | ・求人数が多く検索機能が充実・紹介経由でしか就職できない 非公開求人あり | ・サポートがきめ細やかで手厚い
自分で行う必要がある | 応募から面接まですべて一人で転職したい人には不向き |
上記のように2種類の転職方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。できるだけ併用して使うようにしましょう。
また転職活動はスピード勝負です。先延ばし癖があったり、働きながら急いで次の勤務先を探したりする場合は、転職サポートのある紹介型転職サイトを活用しましょう。
一方自分で職場を探したい方や、就活に自信がある方は直接応募型を活用しましょう。
それぞれの転職方法がおすすめの人を整理すると下記のとおりです。



直接応募型と紹介型の転職サイトを併用して、自分に合う転職方法を探しましょう!
③サポート体制が充実しているか
転職サイトを選ぶポイント3つ目は、サポート体制が充実しているかです。
転職サポートは、紹介型の転職サイトを利用する最大のメリットです。ヒアリングを通じ自分の大切にしたい条件の整理ができたり、履歴書添削や面接対策など、状況に応じたアドバイスがもらえたりします。
特に紹介型の転職サイトは、紹介経由でしか就職できない「非公開求人」を保有していて、これは自分一人での転職では得られません。キャリアアドバイザーの力を借り志望動機や自己PRを一緒に作り上げることで、内定率がぐっと上がります。
ただ、「担当のキャリアアドバイザーがどれくらい面倒を見てくれるか」は、キャリアアドバイザーの忙しさや面倒見の良さ、あなたの転職へのモチベーションに左右されます。
そのため何人かに相談したうえで、一番あなたの話を親身になって聞いてくれ、適切なアドバイスをしてくれるキャリアアドバイザーを見極めるようにしてくださいね。



担当者やその時の状況によってサービスの印象は変わります。
1回きりでサービスの印象を決めつけず、複数のキャリアアドバイザーと話してみましょう。
④希望の就職先の取り扱いのあるかで選ぶ
4つ目の選び方のポイントは、希望の就職先に適した転職サイトを活用することです。
歯科衛生士の就職先のほとんどは歯科医院※1ですが、それ以外にも様々な就職先があり、就職先によって転職サイトに求人があるかどうか変わってきます。※1:令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
就職先 | 転職サイトの利用 | コメント |
---|---|---|
歯科医院 一般歯科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・口腔外科・訪問歯科・障がい者歯科 | 特化型を 活用しましょう | |
病院 国立病院・公立病院・大学病院・一般病院 | 求人はありますが 数が少ないです | |
歯科関連企業 歯科材料系・技工所系・外資系・教育系・人材紹介 | 大手総合転職サイト 歯科衛生士特化 併用がおすすめ | |
学校 歯科衛生士専門学校・短期大学・大学 | 求人はありますが 数が少ないです | |
施設 介護老人保健施設・介護医療院・指定介護老人福祉施設・居宅介護支援事業所 | 求人はありますが 数が少ないです | |
行政 口腔ケアセンター・保健所・市町村・県庁 | 転職サイトに 求人はありません |
このように、就業先によって転職サイトを利用した方がいい人と利用しなくてもいい人が変わってきます。
自分の働きたい場所に合わせて転職サイトを活用するかどうか、あるいはどの転職サイトを利用するか決めてくださいね。



行政への就職を希望するあなたは、働きたい役所の公式サイトから歯科衛生士の募集がないか確認しましょう。
⑤複数利用しながら担当者の質を見極める
5つ目の選び方は、転職サイトは1社だけに限定せず、複数併用して担当のキャリアアドバイザーを見極めることです。
なぜならキャリアアドバイザーは、ビジネススキルが十分ではない歯科衛生士を相手にしていることもあり、決して「ハイスペックな社会人」ではありません。(※優秀な方は歯科医師向けや企業担当をします)
実際にキャリアアドバイザーがやる仕事と言えば、歯科衛生士の話を親身になって聞き、自分の経験に基づいたアドバイスをして、条件に合う求人をテキトーな理由で紹介するだけです。極論、やろうと思えば誰でもできます。
下記は良いキャリアアドバイザーを見極めるチェックリストです。
- 初回に時間をかけてあなたの話を深掘りして聞いてくれるか
- 就職を希望する地域のことに詳しいか
- キャリア相談や面接対策に時間をかけるか
- 応募先のネガティブ面も教えてくれるか
- 年下だとしても敬語で丁寧に話すか
- 約束や時間を守るか
こちらのチェックリストを満たすキャリアアドバイザーであれば、あなたの実力や状況を十分に理解しベストな就職先を紹介してくれるかもしれません。



一見、気持ちを一番理解してくれるのは歯科衛生士の資格を持ったキャリアアドバイザーかと思われがちですが、上記のチェックリストに当てはまるようならはっきり言ってハズレです。ハズレをひいたら担当変更してもらいましょう。
よくある質問


- 転職サイトの利用は料金がかかる?
-
転職希望者は無料で利用できます。
- 転職サイト/エージェントはなぜ無料で利用できるの?
-
求職者が無料で利用できるのは、職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。※参考:職業安定法32条
- 新卒やブランクありでも転職サイト/エージェントは利用できる?
-
利用できます。また、転職エージェントはあなたに合った職場を紹介してくれます。
- 転職サイト/エージェントは複数利用するべき?
-
複数利用するべきです。
その理由は、同じ求人でも転職サイトによって内容が違ったり、キャリアアドバイザーの対応が違うからです。比較してより良い転職先を見つけるために、必ず複数利用しましょう。
- 歯科衛生士の平均年収は?
-
歯科衛生士の平均年収は382.5万円です。(参考:職業情報提供サイト )
「歯科衛生士の平均年収いくら?」という記事で詳しく解説しています。
- すぐに転職予定はないけれど求人だけ見たい!情報収集だけしたい!
-
大丈夫ですよ!会員登録時にお知らせメールやスカウト機能をオフに設定しましょう。
- 転職活動で内定をもらったけどやっぱり辞退したい
-
大丈夫です。辞退する場合は、各事業所の採用担当者に連絡しましょう。
転職エージェントを利用している場合、担当者に連絡しましょう。
- 歯科衛生士の就業者数は?
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直近の調査では、全国の歯科衛生士数は142,760人です。(参考:令和2年衛生行政報告例〔就業医療関係者〕の概況)
就業場所別の歯科衛生士数は以下のようになっています。
引用:日本歯科衛生士会 - 認定歯科衛生士の資格をとると給料は上がりますか?
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資格手当として給料に加算してくれる医療施設では、毎月1~3万円程の金額がプラスされることがあります。
しかし、認定歯科衛生士をとったとしても資格手当を支給してくれる歯科医院ばかりとは限りません。入社前に確認しましょう。
参考:日本歯科衛生士会「認定歯科衛生士について 」
- 歯科衛生士として復職したいのですがブランクがあるので不安です
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歯科衛生士として復職する際にブランクがあることで不安な方は、セミナーや研修を受講する方法がおすすめです。
都道府県ごとの復職支援事業に関しては「歯科衛生士の復職支援事業 」をご覧ください。
- 歯科衛生士は年収1000万円稼ぐことは可能?
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限りなく不可能に近いです。詳しくは「歯科衛生士は年収1000万円稼げる? 」という記事で解説しています。
そのほか年収に関する記事はこちらからご覧ください。
- 歯科衛生士の非公開求人って?
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一般的に公開されていないエージェントからの紹介が必要な求人情報です。
非公開求人に関しては、【歯科衛生士の非公開求人とは】という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士の志望動機の書き方が分からない
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志望動機はいくつかのポイントを押さえて書く必要があります。
詳しくは「歯科衛生士の志望動機のポイント 」という記事で解説しています。
- 歯科衛生士の面接で落ちた理由は?
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状況によってさまざまな理由が考えられます。
詳しくは「歯科衛生士の面接で落ちた理由 」という記事で解説しています。
- 転職サイト/転職エージェントは常勤以外の求人もあるの?
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あります。
常勤・時短正社員・自分の働き方に合わせて転職活動をしましょう。
- 歯科衛生士を辞めたい……3年続けないとダメ?
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どうしても辞めたいときは、やめてOKです。
やめたい理由によって対応方法が異なるので、詳しくは「歯科衛生士を辞めたいのは甘え?」という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士が稼ぐ方法は?
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今より稼ぐ方法は以下の4つです。
- 転職
- 副業
- 資産運用
- 独立
詳細は「歯科衛生士は稼げない?給料が低い理由と対処法」という記事をご覧ください。
- 歯科衛生士は副業をしてもいい?
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副業をしても良いかどうかは、各勤務先の就業規則によって異なります。
おすすめの副業や、注意点を知りたい方は「歯科衛生士におすすめの副業」という記事をご覧ください。
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