【2024年版】歯科衛生士の手取りはいくら？給与明細の見方や税金の種類について紹介

給料明細書を見て「想像していたより振り込み金額が少ない」と感じたことはありませんか？

令和4年の賃金構造基本統計調査より歯科衛生士の平均月給は「28万2,700円」です。そこから所得税などの控除額を除いた額が月の手取りとして銀行に振り込まれます。

この記事では歯科衛生士の年収に関して「手取り」や「ボーナス」、「年齢」など様々な項目で解説しています。

自分の給料が相場より高いのか低いのか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.歯科衛生士の給与に関する疑問を解説

そもそも手取りとは何で、控除額で引かれている社会保険などが何を意味するのか、よく分からないと思ったことはありませんか？

ここでは、手取りなど給与に関する基礎知識を以下の項目に沿ってご説明します。。

①手取りとは何か？

支給額 – 控除額 = 手取り

手取りとは、支給額から控除額を引いた金額のことです。実際に自分が受け取れる金額のことを指します。

例えば支給額が28万円で、控除額が5万円だった場合、手取りは23万円となります。

②給与明細の見方

ここからは「給与明細の見方」について解説いたします。

給与明細には以下のような項目が記載されており、支給額と控除額を確認することで、手取りを計算することができます。

また、総支給額は額面とも総称するので覚えておきましょう。

③2年目以降は手取りが減る？

歯科衛生士として新卒で採用された場合、入社1年目より2年目の方が手取りが減ってしまうことがあります。

2年目から住民税の課税が発生するため手取りが少なくなってしまうんですよね。

1年目の時も前年度（学生時代）の所得に対し同じように税金はかかりますが、住民税課税の対象になるだけの収入がないのが一般的です。

④各種控除の内訳

「各種控除」とはお給料から引かれるお金のことです。控除の項目ごとの内容は以下の通りです。

ここまでのまとめ

ここまでの内容を簡単にまとめました。

まずは知ることが大切です。自身の給与明細を手に取り、手取り額の確認だけでなく、給与がどのように構成されているか確認しておきましょう。

次章からは歯科衛生士の平均年収に関する情報を解説していきます。

2.歯科衛生士の平均年収

歯科衛生士の平均年収に関するさまざまな情報を調査しました。調査内容は以下の通りです。

日本歯科衛生士会や厚生労働省のデータを用いて1つずつ解説していきます。

調査①平均年収と手取り年収

厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、歯科衛生士の平均年収は、約382.5万円（平均年齢36.5歳）です。

ここから、税金や社会保険料がひかれた歯科衛生士の「手取り年収」は平均286万～325万円となります。

注意しておきたいのが、年間のボーナスや各種手当（通勤手当、残業代、皆勤手当など）も含んでいる点。

業績悪化により、手当がカットされることも予想されます。

調査②企業規模別の平均年収

企業規模別の内訳を以下にまとめました。

企業規模	平均年齢	勤続年数	所定内給与額	年間賞与 その他特別給与額	推定年収
10人以上	36.5歳	7.5年	約27.1万円	約43.2万円	約368.4万円
1000人以上	39.1歳	6.4年	約28.0万円	約89.7万円	約425.7万円
100～999人	43.3歳	10.5年	約26.5万円	約77.1万円	約395.1万円
10～99人	35.7歳	7.3年	約27.1万円	約36.2万円	約361.4万円

企業規模別に見ると1000人以上の病院、医療法人が「所定内給与額」「年間賞与その他特別給与額」共に一番高い結果となっています。

また、（所定内給与額×12か月）+（年間賞与その他特別給与額）の計算式のもと算出した推定年収も、1000人以上の病院、医療法人が一番高い結果となりました。

加えて勤務先の企業規模によって金額の差があることも分かります。小規模の歯科医院より1000人以上の大規模医療法人で働いた方が、より多く稼げるようです。

ただし、大規模医療法人では人間関係や超過労働時間数の多さにストレスを感じ、働きづらさを感じる場合があります。

調査③常勤歯科衛生士の年収分布

令和2年3月に日本歯科衛生士会が発行の「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」から、常勤の歯科衛生士の年収分布は上記のようになっていました。

最も多いのが歯科衛生士の平均年収である382.5万円に近い【年収300～400万円（36%）】で、400万円以上年収をもらっている歯科衛生士は全体の31%という結果でした。

全体の3割を超える歯科衛生士が年収400万円以上を達成していることから、勤務先や年齢によってもらえる額が変わることが分かります。

年収400万円以上は全体の31％

調査④地域による平均年収の違い

厚生労働省の職業情報提供サイトをもとに、都道府県ごとの歯科衛生士の平均年収を調べまとめました。

今回は平均年収の高い都道府県から順に、ランキング形式でトップ10を紹介します。

	平均年収 （万円）	平均年齢 （歳）
.宮城県	476.1	43
.神奈川県	474.8	42.8
.東京都	467.8	42.3
4位.長崎県	453.6	55.1
5位.福岡県	453.2	40.3
6位.新潟県	422.4	41
7位.兵庫県	414.7	39
8位.山口県	410	49.1
9位.愛知県	407.6	33.6
10位.香川県	406.4	41.8

トップ10に次いで、平均年収が400万円以上の都道府県は高知県（404.1万円）、島根県（400.7万円）でした。

残念なことに歯科医院向けの経営コンサルをしている会社では、「歯科衛生士の給与は、周囲の給与相場に合わせましょう。」と話している現状もあります。

平均年収の高い地域で働けば、平均年収より高い400万円以上稼ぐことができます。大前提の知識として押さえておきましょう。

3.歯科衛生士の年収・月給の内訳

年収は12か月分の月給とボーナスを足した額で算出できます。

大前提として、押さえていただきたいのは一番大切なのは基本給ということ。年収において大きなウェイトを占めるボーナスは、基本給をもとに計算されます。

1.歯科衛生士のボーナス額

まずは年収を構成する1つ目の要素、ボーナスについて解説します。厚労省の調査では、歯科衛生士の年間ボーナス額は平均49万円となっています。

しかし歯科業界においては、残念なことにボーナスの支給が必ずしもあるわけではなく、数万円しか出ないことも決して珍しくありません。

ボーナスは「一定期間の実績に対する評価（査定）」として支給されます。なので、新卒で実績がない場合や、労働時間の少ないパート勤務の場合、残念ながら期待できないでしょう。

2.歯科衛生士の月給

そして年収を構成する2つ目の要素は月給。月給は毎月決まった日に支給されるもので、含まれるものは以下の通りです。

ひとつずつ解説していきます。

①基本給

今回はハローワークインタネットサービスで2023年10月25日に公開された求人のうち、1ページ目に表示された歯科医院30件の平均基本給を調査しました。結果は以下のようになっています。

最低額	150,000円
最高額	250,000円
平均額	182,463円

最低額と最高額の差は10万円と、勤務先によって大きく差があることが分かります。

ボーナスや退職金の額は基本給をベースに算出されるので、基本給高いに越したことはありません。

 参考：厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」

②各種手当

2つ目の月給を構成するものは、各種手当です。手当には下記のようにいくつか種類があります。

通勤手当はや住宅手当は一定の額までであれば非課税ですが、そのほかの手当ては課税されます。 参考：国税庁「電車・バス通勤者の通勤手当」「マイカー・自転車通勤者の通勤手当」

基本給の項目でお伝えしたように、基本給が最低賃金よりも低いのは違法です。どんなに手当てが充実していたとしても、月給において大切なのは『基本給』。

残念なことに、各種手当で月給を高く見せる『ズルい』事業所もあります。勤務前に「給与の内訳」が確認できるのが理想的ですね。

③残業/時間外手当

3つ目は残業/時間外手当です。労働基準法では残業は1分単位で計算し、支給することが義務づけられています。 参考：労働基準法24

しかし、それに限らず固定残業代（みなし残業代）を採用している事業所もあるため、一概ではありません。

固定残業代のメリットとデメリット

4.歯科衛生士が手取りUPするには？

歯科衛生士が手取りUPするためには、「税金の仕組みを知り、節税をすること」が大切です。

以下に歯科衛生士が実践できる代表的な節税方法をまとめました。

参考：総務省「ふるさと納税の仕組み」 

②iDeCo

「iDeCo」とは個人型確定拠出年金制度です。毎月一定額を積み立てることで、60歳以降に受け取ることができます。

積み立てた金額は所得税や住民税が非課税になり、運用益も非課税となるので、老後の資金を効率的に貯めることができるメリットがありますが、好きな時に引き出すことできないため注意しましょう。

例）毎月1万円を積み立てた場合、年間12万円の所得税や住民税が控除されます。

参考：企業年金連合会「確定呼出年金の仕組み」 

③NISA

NISAは、少額投資非課税制度の略です。投資なのでリスクは伴いますが、国も推奨しているお得な制度なんですよね。

年間360万円まで投資でき、20年間という長い期間、利益が非課税になるため今のうちに始めておきましょう。

例）年間120万円までの投資で得た利益が非課税となります。

参考：金融庁「NISAの仕組み」 

④生命/地震保険料控除

生命/地震保険料控除とは、生命保険や地震保険の保険料を支払っている場合、所得税や住民税が控除される制度です。

万が一の備えをしながら税金対策ができるので安心ですよね。控除額は、所得や保険料の種類、支払い方法によって異なります。

控除を受けるには、確定申告または年末調整での申請が必要なので注意しましょう。

⑤医療費控除

医療費控除とは、1年間（1月1日から12月31日まで）に支払った医療費が一定額を超えた場合、所得税や住民税が控除される制度です。支払った額に応じ、自分や家族の医療費の負担を軽減できます。

5.歯科衛生士が年収UPを目指すには？

節税と同じくらい大切なことは年収アップです。ここからは歯科衛生士が年収UP目指す方法を解説していきます。

年収アップには下記の4つの方法で対応しましょう。

それぞれの項目に関して、一覧表で比較すると以下の通りです。▼

方法	おすすめ度	年収増加	確実性	即効性	精神的負担	難易度	内容
①転職		確実に上がる	あり	あり	あり	簡単	詳細
②昇給		交渉次第	あり	実績 次第	なし	難しい	詳細
③副業		頑張り次第	内容次第	あり	なし	簡単	詳細
④資産運用		時間が必要	内容次第	なし	なし	難しい	詳細

1つずつ解説していきます。

②昇給

2つ目は役職手当やリーダー手当てによる昇給で、年収UPする方法です。

下記は一例ですが、歯周病認定歯科衛生士の保有や、マネジメント業務を担うことで給与が上がると記載されている求人票もありました。

医院への貢献で昇給は可能

他にも以下のような医院への貢献で昇給を目指すことができます。

通常院長は従業員が想像できないくらい、かなり多くの業務を担っています。外注している場合もあり、今まで外注費として支払っていた金額を従業員に支払うことができます。

前例がない場合、一般的に院内で明確な取り決めがないでしょうから、一度理事長や院長に時間を作ってもらい交渉してみましょう。

交渉の際は、ポートフォリオや実績があると良いですね。

もしない場合は説明用の資料を作成し、「自分がこの仕事を行うことで医院にとってのメリット・デメリット」を網羅的に伝えることができると良いですよ。

③副業

副業で収入源を増やすこともまた、手っ取り早く収入を上げる方法の1つです。職場の労働環境に悩んでいなければ、無理に転職せず副業で収入を増やしましょう。

副業可の歯科医院で働いていなくても、工夫をすればバレません。

しかし、勤務先によっては副業を禁止しているところもあるので、必ず事前に就業規則を確認しましょう。

④資産運用

4つ目は資産運用で年収をアップを狙う方法です。今や3人に1人以上が資産運用をしている時代です。（参考：PR TIMES）

まとまった元手がなくても100円から投資をすることもできますよ。

資産運用には複数種類があるので、自分に合った投資を行いましょう。

いつでも必ず利益が出るというわけではないので、本やネットで調べてから始めましょう。

金融庁の中高生向け学習資料  がとても分かりやすくまとめられていておすすめですよ。

6.歯科衛生士におすすめの転職サイト

歯科衛生士におすすめの転職サイトを紹介していきます。厳選するにあたり、下記の軸で比較して表に整理しました。

まずは転職サイトの概要をまとめた表とTOP10の特徴を解説していきます。

順位	転職サイト	総合評価	公開求人	満足度	特徴・コメント	詳細
1位	デンタルワーカー		約13,000件	4.4/5.0 高い	業界大手で全国に39拠点あり 専門性の高いアドバイザーが多数在籍	詳細
2位	デンタルハッピー		約7,200件	4.5/5.0 高い	初めての転職なら必ず登録しておきたい！ 新卒/既卒に選ばれ続けるエージェント	詳細
3位	ファーストナビ		約15,438件	4.0/5.0 普通	4人に1人のDHが登録！ DHの資格をもつアドバイザー複数在籍	詳細
4位	ジョブメドレー		約17,000件	4.0/5.0 普通	大手転職サイトGUPPYを買収で絶好調！ 77の検索項目からマイペースに職場選び	詳細
5位	歯科転職ナビ		約7,600件	4.1/5.0 高い	ブランクありや子育て中でも使いやすい その理由はしつこさ０の連絡にあり◎	詳細
6位	シカカラDH求人		約12,000件	4.0/5.0 普通	DHの資格をもつアドバイザー複数在籍 非公開求人多数保有で人気が高い◎	詳細
7位	クオキャリア歯科衛生士		約1,200件	4.0/5.0 普通	社保完備の求人のみをそろえる徹底ぶり 新卒/既卒ともに高評価	詳細
8位	グッピー		約10,000件	3.0/5.0 普通	適性診断・お祝い金・スカウトと好印象◎ 海外での転職なら登録しておきたい	詳細
9位	レバウェル歯科		約1,700件	4.0/5.0 普通	2022年サービス開始の超新星！ 歯科医院のみの取り扱いなのがネック	詳細
10位	ジョブ歯科エージェント		約400件	3.5/5.0 普通	一都三県に限るがZOOMでの面談が心強い◎ 非公開＆好条件の求人が多数！	詳細

 アンケート取得方法

迷ったら上位3位への登録をおすすめします。求人数の多い”大手”の転職サイトほど、多様な求人を見ることができるからです。

まずはそれぞれの転職サイトの特徴を見て「働きたい雇用形態・地域に対応しているか」「希望の就職先の求人があるか」を確認しましょう。

1位 デンタルワーカー

デンタルワーカーは全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。

歯科業界に専門に取り扱うプロフェッショナルなアドバイザーが転職サポートしてくれます。

その勢いはすさまじく、デンタルワーカーを運営する株式会社トライトキャリアの大元の株式会社トライトは、2023年7月24日にグロース市場に上場しました。（証券コード：9164）

転職成功したい方は、必ず登録しておきましょう。

デンタルワーカーの基本情報
タイプ	転職エージェント
求人数	13,187件＋非公開求人
雇用形態	正社員・アルバイト/パート
連絡手段	電話・メール・LINE
対象地域	全国
就職先	歯科医院・病院 高齢者施設・障がい者施設
許認可番号	27-ユ-301770
運営会社	株式会社トライトキャリア
公式サイト	https://dental-worker.com/

2位 DENTALHAPPY

3位 ファーストナビ歯科衛生士

ファーストナビ歯科衛生士は、2014年にサービスを開始した「歯科衛生士・歯科助手の転職に特化した転職エージェント」です。

全国どの地域でも求人数が多く、転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。

歯科衛生士免許を持ったアドバイザーが複数在籍し、経験をもとに専門的なアドバイスをしてもらえます。デンタルワーカーで物足りなさを感じた方はファーストナビ歯科衛生士に登録しましょう。

ファーストナビ歯科衛生士の基本情報
タイプ	転職エージェント
求人数	24,319件（DH 15,438件/DA 8,881件） ＋非公開求人※2024.05現在
雇用形態	正社員・パート
連絡手段	電話・メール・LINE
対象地域	全国
就職先	歯科医院・病院・学校・企業
許認可番号	01-ユ-300369
運営会社	株式会社ファーストコネクト
電話番号	0120-111-539 平日9:30~20:30
公式サイト	https://sikaeiseisi.firstnavi.jp/

4位 ジョブメドレー歯科衛生士

ジョブメドレーは全国どの地域でも求人数が多く、すぐに転職する予定がなくても自分のペースで勤務先を探せる転職サイトです。

紹介型の転職サイトではないので転職のサポートはありませんが、あなたと働きたい事業所からスカウトが届きます。

また75の検索項目がありサイトの使いやすさは抜群なので、自分に合った職場を探すことができますよ。

ジョブメドレーの基本情報
タイプ	転職サイト
求人数	17,289件　※2024/4現在
雇用形態	正社員・契約社員 パート/バイト・業務委託
連絡手段	メール・LINE・SMS
対象地域	全国
就職先	歯科医院・病院・学校・企業 高齢者施設・障がい者施設
許認可番号	13-ユ-304334
運営会社	株式会社メドレー
代表番号	03-4520-9820 平日9:00~18:00
公式サイト	https://job-medley.com/dh/

5位 歯科転職ナビ

歯科転職ナビは、2016年にサービスを開始した「歯科衛生士の転職に特化した転職エージェント」です。

担当のキャリアアドバイザーが転職サポートしてくれますが、LINEでのやり取りが中心なのでしつこさを一切感じないのが魅力的。

また転職で不利になりやすいブランクありの歯科衛生士からの評価も高く、転職に不安を感じている歯科衛生士は必ず登録しておきたい転職サイトです。

歯科転職ナビの基本情報
タイプ	転職エージェント
求人数	7,863件＋非公開求人※2024/04現在
雇用形態	正社員・非常勤/パート
連絡手段	電話・メール・LINE
対象地域	全国
就職先	歯科医院・病院・学校 企業・高齢者施設
許認可番号	13-ユ-308091
運営会社	株式会社PECORI
電話番号	0120-332-367 平日10:00~19:00
公式サイト	https://pecori.co.jp/

7.よくある質問

歯科衛生士転職サイトランキングの根拠

歯科衛生士向け転職サービスを紹介する当サイトでは、アンケートにより定期的かつ継続的に、口コミを取得しています。

調査概要と当サイトアンケート結果

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ランキングの採点項目と総合評価の結果

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1つずつ解説していきます。