【2024年版】電話なしで利用可!歯科衛生士におすすめの転職エージェント

電話連絡なしの転職サイトのアイキャッチ画像
この記事の要約
  • どうしても電話が苦手な方向け
    • 一切電話連絡がない転職サイトは「ジョブメドレー」。しかし転職サポートがないため、初めての転職には不向き。
  • サポートを受けたい方には転職エージェントがおすすめ
    • 転職エージェントでは、あなたの転職に担当者がつく。「LINE/メールでやり取りしたい」と伝えよう。
    • また、サービスを利用するためには会員登録後初回のみ「電話での本人確認」が必須。急な電話に驚くかもしれないが、初回だけは必ず電話に出よう。

転職エージェントに登録すると、電話で本人確認があるのが一般的です。

しかし仕事や家事をしていると、急な電話に出られないことがありますよね。

この記事では、「電話連絡なしで利用できる」歯科衛生士向けの転職エージェントを紹介しています。

ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
歯科衛生士による歯科衛生士のための情報サイト【みすログ】管理人みすー
管理人:みすー
  • 業界10年以上の現役DH
  • 2度の転職で年収100万UP
  • 転職アドバイザー

おすすめの転職サイト
  • デンタルワーカー
  • DENTALHAPPY
  • ファーストナビ歯科衛生士
目次

なぜ電話がかかってきたの?転職サイトの仕組み

自分のペースで転職活動をしようと転職サイトに登録後、電話がかかってきて驚いた経験はありませんか?

そもそも一般的な転職サイトには、「求人サイト型」「エージェント型」の2つのタイプがあり、以下のような違いがあります。▼

求人サイト型エージェント型
転職サポートなしあり
電話連絡なしあり
求人情報自力紹介有り
スカウト機能ありなし
管理人

つまり、転職エージェントに登録すると基本的に電話がかかってきます。

サービス別の分類

歯科衛生士向け転職サービスごとの分類は上記のようになっています。

求人サイト型は、一切電話がかかってこない代わりに自力で転職活動を行う必要があります

エージェント型は、必ず初回だけ電話でのやり取りが必要ですが、その後求人紹介や転職サポートをしてもらえます

管理人

前提として転職サイトには2つのタイプがあることを知っておきましょう。

何度も電話がかかってくる理由

ここからは転職エージェントから何度も電話がかかってくる理由を解説します。

何度の電話がかかってくる理由
  • 会員登録が完了していない
  • 電話を無視し続けている
  • 電話以外の連絡手段を伝えていない

1つずつ解説します。

①会員登録が完了していない

1つ目の理由は、「会員登録が完了していない」ためです。

転職エージェントでの登録画面で、年齢や保有資格などの情報を入力した状態は、いわば「仮登録」の状態です。

その後当日~翌日に担当者からの電話に出て、本人確認をしヒアリングを受けることで初めて登録が完了します。

求人紹介や転職サポートを受けるために必ず電話に出ましょう。

電話の内容
  • 登録内容の確認
  • 転職希望時期や希望する条件のヒアリング
  • 今後の連絡の取り方

この電話での本登録が行われない限り、求人紹介はしてもらえません。

管理人

初回以降は電話以外でやり取りできます。筆者の転職時、担当エージェントの方と電話で話したのは初回だけでした。

②電話を無視し続けている

2つ目は「電話を無視し続けている」ためです。以下のような条件が重なると何度も電話がかかってきます。

  • 会員登録後の本登録が済んでいない
  • 電話に出れる時間を伝えていない

ずっと電話に出ず放置していると、「転職意欲はない」とみなされ次第に電話はかかってこなくなります

しかし、また電話がかかってくる可能性も0ではないので、転職予定がなければ「退会」しておきましょう。

③電話以外の連絡手段を伝えていない

3つ目は「電話以外の連絡手段を伝えていない」ためです。

基本的にどの転職エージェントでも、LINEやメールでやり取りができます。

初回の電話時に「今後はどのように連絡を取りましょうか?」と聞いてくれることも多いので、「LINEやメールで連絡を取りたい」と伝えておきましょう。

管理人

自分に合った連絡方法を選びましょう。

電話連絡なしで利用できるおすすめ転職サイト

歯科衛生士向け転職サイトおすすめ

歯科衛生士におすすめの転職サイトを紹介していきます。厳選するにあたり、下記の軸で比較して表に整理しました。

転職サイトの比較ポイント

まずは転職サイトの概要をまとめた表とTOP10の特徴を解説していきます。

スクロールできます
順位転職サイト総合評価公開求人満足度特徴・コメント詳細
第1位の意味を示すトロフィー
1位
デンタルワーカーロゴ
デンタルワーカー
約13,798件4.4/5.0
高い
業界大手で全国に39拠点あり
専門性の高いアドバイザーが多数在籍
詳細
第2位の意味を示すトロフィー
2位
デンタルハッピー ロゴ
デンタルハッピー
約6,132件4.5/5.0
高い
初めての転職なら必ず登録しておきたい!
新卒/既卒に選ばれ続けるエージェント
詳細
第3位の意味を示すトロフィー
3位
歯科転職ナビロゴ
歯科転職ナビ
 約7,953件4.1/5.0
高い
ブランクありや子育て中でも使いやすい
その理由はしつこさ0の連絡にあり◎
詳細
4位ファーストナビ歯科衛生士ロゴ画像
ファーストナビ
10,000件以上4.0/5.0
普通
求人数最大級。4人に1人のDHが登録!
DHの資格をもつアドバイザー複数在籍
詳細
5位ジョブメドレーロゴ
ジョブメドレー
約16,913件4.0/5.0
普通
業界大手GUPPYを買収で絶好調!
77の検索項目からマイペースに職場選び
詳細
6位シカカラロゴ
シカカラDH求人
約7,563件4.0/5.0
普通
DHの資格をもつアドバイザー複数在籍
非公開求人多数保有で人気が高い◎
詳細
7位
クオキャリア歯科衛生士
約1,321件4.0/5.0
普通
社保完備の求人のみをそろえる徹底ぶり
新卒/既卒ともに高評価
詳細
8位グッピー ロゴ
グッピー
約8,118件3.0/5.0
普通
適性診断・お祝い金・スカウトと好印象◎
海外での転職なら登録しておきたい
詳細
9位
レバウェル歯科
約1,890件4.0/5.0
普通
2022年サービス開始の超新星!
歯科医院のみの取り扱いなのがネック
詳細
10位JOB歯科AGENTロゴ
ジョブ歯科エージェント
約400件3.5/5.0
普通
ZOOMでの面談が心強い◎
一都三県での好条件求人が多数!
詳細
歯科衛生士におすすめの転職サイト 2024年8月現在

アンケート取得方法

迷ったら上位3位への登録をおすすめします。求人数の多い”大手”の転職サイトほど、多様な求人を見ることができるからです。

まずはそれぞれの転職サイトの特徴を見て「働きたい雇用形態・地域に対応しているか」「希望の就職先の求人があるか」を確認しましょう。

Dr.いっしー

転職活動の成功のカギは情報量です。理想の求人と出会えるよう転職サイトは複数利用するようにしましょうね。

1位.デンタルワーカー

デンタルワーカー公式サイト画像
引用:デンタルワーカー公式サイト
デンタルワーカーの特徴
  • トップクラスの求人数
    • 条件に合う求人を上限なく紹介可能。また学校や企業案件までそろえているため、自分の可能性を広げてくれる。
  • 求人サイトではなく転職エージェント
    • 求人には直接応募できない。必ずデンタルワーカーの担当者と面談する必要がある。
  • 利用者の満足度が高い
    • 当サイト実施のアンケートでは、サポートに言及したポジティブな口コミが多く寄せられた。

デンタルワーカーは全国どの地域でも求人数が多く転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。

歯科業界に専門に取り扱うプロフェッショナルなアドバイザーが転職サポートしてくれます。

その勢いはすさまじく、デンタルワーカーを運営する株式会社トライトキャリアの大元の株式会社トライトは、2023年7月24日にグロース市場に上場しました。(証券コード:9164)

転職成功したい方は、必ず登録しておきましょう。

\慣れない転職もフルサポート/

業界大手で利用者満足度No.1

管理人

筆者も実際に過去転職活動で利用したことがあります。何社か使った中では一番担当者のレベルが高く、対応の質が良かった印象でした。

デンタルワーカーの基本情報
タイプ転職エージェント
求人数13,798件+非公開求人 2024/07現在
雇用形態正社員・アルバイト/パート
連絡手段電話・メール・LINE
対象地域全国
就職先歯科医院・病院
高齢者施設・障がい者施設
許認可番号27-ユ-301770
運営会社株式会社トライトキャリア
公式サイトhttps://dental-worker.com/
引用:株式会社トライト 会社概要
デンタルワーカーの口コミ

デンタルワーカーは、良かったです。 こちらも、たまに掲載したままの求人がありましたが、ほとんどは更新されてました。 それから、担当さんに気になる歯科を伝えると 院内の感じや、給与面で聞きにくいこと、待遇で聞きにくいことも全て根掘り葉掘り聞いてきてくれます。笑 だから、楽です。また使うと思います。

引用:Yahoo!知恵袋

2位.Dental Happy

DENTALHAPPYの画像
引用:DENTALHAPPY
デンタルハッピーの特徴
  • 首都圏の転職に強い
    • 全国の求人を取り扱うが、約半数は首都圏の求人。
  • 求人サイトではなく転職エージェント
    • 求人には直接応募できない。必ずデンタルハッピーの担当者と面談する必要がある。
  • 歯科医院の口コミが見れる
    • LINE登録をするだけで、医院を知るDH約7,000名の口コミ情報が見れる。

デンタルハッピーは、2008年にサービスを開始した「歯科衛生士の転職に特化した転職エージェント」です。

公式サイトで求人情報を見ることができますが、掲載されている求人に直接応募することはできません。デンタルハッピーの担当者と面談のうえ、紹介してもらう必要があります

登録後は、

  • 転職アドバイザーから24時間以内にメール・電話でご状況などをサラッと確認
  • 最寄り駅付近のカフェなどで面談をして希望をヒアリング
  • 最適な求人をご紹介

という流れで進んでいきます。無理に転職を進めることもないので、安心して転職活動を任せることができますよ。

\友達にすすめたいサイトNo.1/

条件×人柄重視の丁寧な職場探しに定評あり

管理人

なんと出身学校別にデンタルハッピーを利用した歯科衛生士の口コミが見れます。筆者の同級生も利用しており、口コミがより身近に感じました。

デンタルハッピーの基本情報
タイプ転職エージェント
求人数6,132件+非公開求人※2024/7現在
雇用形態正社員・アルバイト/パート
連絡手段電話・SMS・メール・LINE・対面
対象地域全国
就職先歯科医院・病院
許認可番号13-ユ-309223
運営会社株式会社 Dental Happy
電話番号03-6661-6948 平日9:00~18:00
公式サイトhttps://dental-happy.net/
引用:デンタルハッピーの会社概要
デンタルハッピーの口コミ

前職で産休育休を取得し、復帰直前に揉めてしまい退職した際にお世話になりました。
働き方、医院の雰囲気、ドクターの人柄、スタッフの人間関係、給与面など細かくヒアリングして頂いた上で数パターンの求人を提示していただき、サポートしていただきました。
当初子育てと両立することを考えていたため、パートでの求人を探していましたが、ご縁があった歯科医院様で時短正社員として採用していただきました。ちょうどコロナが流行り始めた頃だったので、もう少し就活が遅かったら今頃仕事も見つからずに困り果てていたと思います。サポートをお願いしてから再就職まで1ヶ月かからず、とても迅速に対応していただきました。本当にありがとうございました。

GoogleMaps

3位.ファーストナビ歯科衛生士

ファーストナビ歯科衛生士のサイト画像
引用:ファーストナビ歯科衛生士公式サイト
ファーストナビ歯科衛生士の特徴
  • 一都三県の公開求人数が業界最多
    • 全国的に最大級の求人数だが、一都三県では業界ナンバーワン
  • 求人サイトではなく転職エージェント
    • 求人には直接応募できない。必ずファーストナビ担当者と電話面談する必要がある。
  • DH資格を持つアドバイザー複数在籍
    • 将来のキャリアビジョンを含め、アドバイスの的確さは圧倒的

ファーストナビ歯科衛生士は、2014年にサービスを開始した「歯科衛生士・歯科助手の転職に特化した転職エージェント」です。

全国どの地域でも求人数が多く転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。

歯科衛生士免許を持ったアドバイザーが複数在籍し、経験をもとに専門的なアドバイスをしてもらえます。デンタルワーカーで物足りなさを感じた方はファーストナビ歯科衛生士に登録しましょう

\求人数業界最大級/

DH免許保持のアドバイザー在籍

管理人

歯科衛生士免許をもったキャリアアドバイザーが複数在籍しているのはファーストナビ歯科衛生士ならではの強みですよ。

ファーストナビ歯科衛生士の基本情報
タイプ転職エージェント
求人数26,078件(DH 15,948件/DA 10,130件)
+非公開求人※2024.07現在
雇用形態正社員・パート
連絡手段電話・メール・LINE
対象地域全国
就職先歯科医院・病院・学校・企業
許認可番号01-ユ-300369
運営会社株式会社ファーストコネクト
電話番号0120-111-539 平日9:30~20:30
公式サイトhttps://sikaeiseisi.firstnavi.jp/
引用:ファーストコネクト
ファーストナビ歯科衛生士の口コミ

はじめは連絡がたくさん来て驚きましたが、希望の条件に合う歯科医院から急募の求人が出たとき担当の方が真っ先に連絡をくれ嬉しかったです。

当サイト独自のアンケート

4位.ファーストナビ歯科衛生士

ファーストナビ歯科衛生士のサイト画像
引用:ファーストナビ歯科衛生士公式サイト
ファーストナビ歯科衛生士の特徴
  • 一都三県の公開求人数が業界最多
    • 全国的に最大級の求人数だが、一都三県では業界ナンバーワン
  • 求人サイトではなく転職エージェント
    • 求人には直接応募できない。必ずファーストナビ担当者と電話面談する必要がある。
  • DH資格を持つアドバイザー複数在籍
    • 将来のキャリアビジョンを含め、アドバイスの的確さは圧倒的

ファーストナビ歯科衛生士は、2014年にサービスを開始した「歯科衛生士・歯科助手の転職に特化した転職エージェント」です。

全国どの地域でも求人数が多く転職開始から入職後まで手厚いサポートが魅力の紹介型転職サイトです。

歯科衛生士免許を持ったアドバイザーが複数在籍し、経験をもとに専門的なアドバイスをしてもらえます。デンタルワーカーで物足りなさを感じた方はファーストナビ歯科衛生士に登録しましょう

\求人数業界最大級/

DH免許保持のアドバイザー在籍

管理人

歯科衛生士免許をもったキャリアアドバイザーが複数在籍しているのはファーストナビ歯科衛生士ならではの強みですよ。

ファーストナビ歯科衛生士の基本情報
タイプ転職エージェント
求人数26,078件(DH 15,948件/DA 10,130件)
+非公開求人※2024.07現在
雇用形態正社員・パート
連絡手段電話・メール・LINE
対象地域全国
就職先歯科医院・病院・学校・企業
許認可番号01-ユ-300369
運営会社株式会社ファーストコネクト
電話番号0120-111-539 平日9:30~20:30
公式サイトhttps://sikaeiseisi.firstnavi.jp/
引用:ファーストコネクト
ファーストナビ歯科衛生士の口コミ

はじめは連絡がたくさん来て驚きましたが、希望の条件に合う歯科医院から急募の求人が出たとき担当の方が真っ先に連絡をくれ嬉しかったです。

当サイト独自のアンケート

5位.歯科転職ナビ

歯科転職ナビの画像
引用:歯科転職ナビ
歯科転職ナビの特徴
  • 学校や企業求人を取り扱う
    • 募集は歯科医院だけでなく学校や企業など多岐にわたる。
  • 求人サイトではなく転職エージェント
    • 求人には直接応募できない。必ず歯科転職ナビの担当者と面談する必要がある。
  • しつこくはないが連絡はくる
    • 退会や連絡の拒否をしない限り、連絡は来る。しかし、テキスト形式なので気になった求人にだけ返信が可能。

歯科転職ナビは、2016年にサービスを開始した「歯科衛生士の転職に特化した転職エージェント」です。

担当のキャリアアドバイザーが転職サポートしてくれますが、LINEでのやり取りが中心なのでしつこさを一切感じないのが魅力的。

また転職で不利になりやすいブランクありの歯科衛生士からの評価も高く、転職に不安を感じている歯科衛生士は必ず登録しておきたい転職サイトです。

\しつこい連絡一切なし!/

ブランクありや午前のみのパート勤務でも就職先が見つかる◎

管理人

他には、小さい子供がいて急な休みに対応してくれる歯科医院に就職できたという声もあがっています。

歯科転職ナビの基本情報
タイプ転職エージェント
求人数7,953件+非公開求人※2024/07現在
雇用形態正社員・非常勤/パート
連絡手段電話・メール・LINE
対象地域全国
就職先歯科医院・病院・学校
企業・高齢者施設
許認可番号13-ユ-308091
運営会社株式会社PECORI
電話番号0120-332-367 平日10:00~19:00
公式サイトhttps://pecori.co.jp/
引用:株式会社PECORI
歯科転職ナビの口コミ

パワハラを受け歯科衛生士を辞めたい気持ちで相談してみました。担当の方は親身になって話を聞いてくれました。

当サイト独自のアンケート

転職サイトの選び方

歯科衛生士転職サイト選びかた

まず事前にお伝えしておきたいポイントとして、転職サイトは複数利用するようにしましょう。なぜなら、同じ事業所の求人でも転職サイトによって給与や募集内容が違う場合があるからです。

目安は3社で、実際に使いながら合う合わないを判断して転職活動をしていくのがおすすめです。具体的には以下のようなステップで選んでいきましょう。

①歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶ

転職サイトによってそれぞれ得意領域が異なります。まずは歯科衛生士に特化した転職サイトを選びましょう

全体の求人数が多い総合転職サイトは、歯科関連企業や異業種の求人数は多いですが、歯科医院や病院への求人は正直とても少ないです。

歯科医院や病院への転職を希望する歯科衛生士は、必ず歯科衛生士に特化した転職サイトを選ぶようにしてください。

管理人

逆に「歯科関連企業や異業種の求人を見たい」場合は、全体の求人数の多い総合転職サイトを利用しましょう。

②自分で探すか紹介してもらうか

2つ目の選び方は、就職までの就活方法です。歯科衛生士向け転職サイトには、自分で求人を探し直接応募する「直接応募型」と、キャリアアドバイザーから求人を紹介してもらう「紹介型」の2種類があります。

それぞれの特徴を知ってバランスよく活用しましょう。メリットデメリットを整理すると以下の通りです。

スクロールできます
自分で探す場合紹介してもらう場合
・求人数が多く検索機能が充実
・歯科医院から直接スカウトが届く
・サポートがきめ細やかで手厚い
・紹介経由でしか就職できない
非公開求人あり
応募から面接まですべて
自分で行う必要がある
一人で転職したい人には不向き

上記のように2種類の転職方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。できるだけ併用して使うようにしましょう。

また転職活動はスピード勝負です。先延ばし癖があったり、働きながら急いで次の勤務先を探したりする場合は、転職サポートのある紹介型転職サイトを活用しましょう。

一方自分で職場を探したい方や、就活に自信がある方は直接応募型を活用しましょう。

それぞれの転職方法がおすすめの人を整理すると下記のとおりです。

直接応募型
紹介型
  • 転職サポート不要
  • 困ったことがあっても自分で解決できる
  • 聞きにくい給与や条件を自分で聞ける
  • 自分で職場を探したい
  • 転職サポート希望
  • ブランクがあり不安
  • 過去何度も不採用になっている
  • 自分に合った職場を探してほしい
  • 先延ばし癖がある
管理人

直接応募型と紹介型の転職サイトを併用して、自分に合う転職方法を探しましょう!

③サポート体制が充実しているか

転職サイトを選ぶポイント3つ目は、サポート体制が充実しているかです。

転職サポートは、紹介型の転職サイトを利用する最大のメリットです。ヒアリングを通じ自分の大切にしたい条件の整理ができたり、履歴書添削や面接対策など、状況に応じたアドバイスがもらえたりします。

特に紹介型の転職サイトは、紹介経由でしか就職できない「非公開求人」を保有していて、これは自分一人での転職では得られません。キャリアアドバイザーの力を借り志望動機や自己PRを一緒に作り上げることで、内定率がぐっと上がります

ただ、「担当のキャリアアドバイザーがどれくらい面倒を見てくれるか」は、キャリアアドバイザーの忙しさや面倒見の良さ、あなたの転職へのモチベーションに左右されます

そのため何人かに相談したうえで、一番あなたの話を親身になって聞いてくれ、適切なアドバイスをしてくれるキャリアアドバイザーを見極めるようにしてくださいね。

管理人

担当者やその時の状況によってサービスの印象は変わります。
1回きりでサービスの印象を決めつけず、複数のキャリアアドバイザーと話してみましょう。

④希望の就職先の取り扱いのあるかで選ぶ

4つ目の選び方のポイントは、希望の就職先に適した転職サイトを活用することです。

歯科衛生士の就職先のほとんどは歯科医院※1ですが、それ以外にも様々な就職先があり、希望する就職先によって転職サイトに求人があるかどうか変わってきます。※1:令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況

就職先転職サイトの利用コメント
歯科医院
一般歯科・矯正歯科・小児歯科・審美歯科・口腔外科・訪問歯科・障がい者歯科
歯科特化型を
活用しましょう
病院
国立病院・公立病院・大学病院・一般病院
求人はありますが
数が少ないです
歯科関連企業
歯科材料系・技工所系・外資系・教育系・人材紹介
大手総合or歯特化
併用がおすすめ
学校
歯科衛生士専門学校・短期大学・大学
求人はありますが
数が少ないです
施設
介護老人保健施設・介護医療院・指定介護老人福祉施設・居宅介護支援事業所
求人はありますが
数が少ないです
行政
口腔ケアセンター・保健所・市町村・県庁
転職サイトに
求人はありません

このように、就業先によって転職サイトを利用した方がいい人と利用しなくてもいい人が変わります。

自分の働きたい場所に合わせて転職サイトを活用するかどうか、あるいはどの転職サイトを利用するか決めてくださいね。

管理人

行政への就職を希望するあなたは、働きたい役所の公式サイトから歯科衛生士の募集がないか確認しましょう。

⑤複数利用しながら担当者の質を見極める

5つ目の選び方は、転職サイトは1社だけに限定せず、複数併用して担当のキャリアアドバイザーを見極めることです。

なぜならキャリアアドバイザーは、ビジネススキルが十分ではない歯科衛生士を相手にしていることもあり、決して「ハイスペックな社会人」ではありません※優秀な方はハイクラス転職エージェントや企業担当をします

実際にキャリアアドバイザーがやる仕事と言えば、歯科衛生士の話を親身になって聞き、自分の経験に基づいたアドバイスをして、条件に合う求人をテキトーな理由で紹介するだけです。極論、やろうと思えば誰でもできます

下記は良いキャリアアドバイザーを見極めるチェックリストです。

見極めチェックリスト
  • 時間をかけて話聞いてくれるか
  • 就職を希望する地域のことに詳しいか
  • キャリア相談や面接対策に時間をかけるか
  • 応募先のネガティブ面も教えてくれるか
  • 年下だとしても敬語で丁寧に話すか
  • 約束や時間を守るか

こちらのチェックリストを満たすキャリアアドバイザーであれば、あなたの実力や状況を十分に理解しベストな就職先を紹介してくれるかもしれません。

管理人

一見、気持ちを一番理解してくれるのは歯科衛生士の資格を持ったキャリアアドバイザーかと思われがちですが、上記のチェックリストに当てはまるようならはっきり言ってハズレです。ハズレをひいたら担当変更してもらいましょう。

よくある質問

よくある質問

転職サイトに関しての質問

転職サイトの利用は料金はかかりますか?

求職者は無料で利用できます。代わりに、求人募集している事業所が費用を支払います。

転職サイト/エージェントはなぜ無料で利用できるのですか?

求職者が無料で利用できるのは、職業安定法によって「求職者から手数料や報酬を受けてはならない」と定められているからです。※参考:職業安定法32条

転職サイト/エージェントは何社利用するべきですか?

2~3社利用しましょう。

実際に当サイトで行った転職経験者へのアンケートでは、半数以上が2社以上のサービスを利用していました。

複数のサービスを利用すること「より多くの求人に出会うことができる」ため、必ず2社以上のサービスを活用しましょう。

転職サイト/転職エージェントはパート求人もありますか?

基本的にどのサービスでも、パート求人の取り扱いはあります。

しかし、やみくもにサービスを選ぶのはお勧めできません。パートの場合は求人数の多いデンタルワーカージョブメドレーシカカラDH求人を利用しましょう。

すぐに転職予定はないけれどどんな求人があるか知りたい。情報収集だけの利用も可?

情報収取だけの利用も可能です。

必ず「今すぐに転職の予定はない」「情報収集をしたい」と伝えておきましょう。

新卒やブランクありでも転職サイト/エージェントは利用できますか?

ブランクありの方は、どのサービスでも問題なく利用できます。

新卒の場合、サービスによっては利用を推奨しないケースがあります。事前にチェックしてから利用しましょう。

歯科衛生士の非公開求人とは何ですか?

一般的に公開されていないエージェントからの紹介が必要な求人情報です。

非公開求人に関しては、【歯科衛生士の非公開求人とは】という記事をご覧ください。

歯科衛生士の転職活動全般に関しての質問

転職活動で内定をもらったけどやっぱり辞退したいときは?

辞退する場合は、各事業所の採用担当者に連絡しましょう。

転職エージェントを利用している場合、担当者に辞退の旨を伝えてください。

歯科衛生士の就業者数は?

直近の調査では、全国の歯科衛生士数は145,183人です。(参考:令和4年衛生行政報告例〔就業医療関係者〕の概況

就業場所別の歯科衛生士数は以下のようになっています。

引用:日本歯科衛生士会

認定歯科衛生士の資格をとると給料は上がりますか?

日本歯科衛生士会「令和2年歯科衛生士の勤務実態調査報告書」をもとに当サイトにて作成
日本歯科衛生士会以外で認定資格を持っている歯科衛生士1067人に対しアンケート調査を行った結果、認定後の待遇の変化があったのはわずか11%である。このことから、かなrずしも認定を受けたからといい、待遇改善するわけではない。
日本歯科衛生士会「令和2年歯科衛生士の勤務実態調査報告書」をもとに作成

資格手当として給料に加算してくれる医療施設では、毎月1~3万円程の金額がプラスされることがあります

しかし、認定歯科衛生士をとったとしても資格手当を支給してくれる歯科医院ばかりとは限りません。

実際に令和2年日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査報告書」では、9割近くの歯科衛生士が認定取得後に待遇改善がなかったと回答しています。

入社前に確認しましょう。参考:日本歯科衛生士会「認定歯科衛生士について

歯科衛生士として復職したいのですがブランクがあるので不安です

歯不安な方は、セミナーや研修を受講する方法がおすすめです。

都道府県ごとの復職支援事業に関しては「歯科衛生士の復職支援事業」をご覧ください。

歯科衛生士を辞めたい……3年続けないとダメですか?

どうしても辞めたいときは、やめてOKです。

やめたい理由によって対応方法が異なるので、詳しくは「歯科衛生士を辞めたいのは甘え?」という記事をご覧ください。

歯科衛生士の面接で落ちた理由は?

状況によってさまざまな理由が考えられます。

詳しくは「歯科衛生士の面接で落ちた理由」という記事で解説しています。

歯科衛生士の履歴書作成のポイントは?

履歴書作成時に大切なポイントは複数あります。

詳しくは「歯科衛生士『履歴書』書き方ガイド」の記事をご覧ください。

歯科衛生士の志望動機の書き方が分からない

志望動機はいくつかのポイントを押さえて書く必要があります。

詳しくは「歯科衛生士の志望動機のポイント」という記事で解説しています。

歯科衛生士免許の氏名変更時に注意することは?

氏名変更時には、新規免許発行まで最大2か月の期間がかかるため、なるべく早めに行動することが大切です。

書類に不備があると正しく受理されないため、何度も確認しましょうね。

詳しくは「歯科衛生士免許の氏名変更」の記事をご覧ください。

歯科衛生士を円満退職するために大切なことは?

最も大切なことは、退職時期に気を付けることです。

退引継ぎに十分な時間が取れるよう、できるだけ早く退職を伝えましょう。

詳しくは「歯科衛生士の円満退職ガイド」という記事で解説しています。

退職届も忘れず用意しましょうね。

歯科衛生士の給与や仕事に関しての質問

歯科衛生士の平均年収は?

厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、 歯科衛生士の年収・月収・賞与額についてまとめました。

厚生労働省 令和5年度賃金構造基本統計調査によると、歯科衛生士の平均年収は「404.3万円」です。

事業所や都道府県別の年収は詳しくは「歯科衛生士の平均年収いくら?」という記事で解説しています。

歯科衛生士が稼ぐ方法は?

今より稼ぐ方法は以下の4つです。

  • 転職
  • 副業
  • 資産運用
  • 独立

詳細は「歯科衛生士は稼げない?給料が低い理由と対処法」という記事をご覧ください。

歯科衛生士は年収1000万円稼ぐことは可能?

限りなく不可能に近いです。詳しくは「歯科衛生士は年収1000万円稼げる?」という記事で解説しています。

そのほか年収に関する記事はこちらからご覧ください。

歯科衛生士は副業をしてもいい?

副業をしても良いかどうかは、各勤務先の就業規則によって異なります。

おすすめの副業や、注意点を知りたい方は「歯科衛生士におすすめの副業」という記事をご覧ください。

歯科衛生士の給料は安いですか?

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査より医療福祉系国家資格の年収ランキング 歯科衛生士の年収は404万円で、他の医療福祉系国家資格と比較して低い。

代表的な医療福祉系国家資格と比較すると、歯科衛生士の給料は安いです。

歯科衛生士の給料は安い?」という記事では、歯科衛生士の給料について様々な軸で調査しています。

歯科衛生士の手取り額について知りたい。

歯科衛生士の平均月給は29万6,200円であり、所得税などの控除額を除くと『月の手取りは約22.8万円』です。

総支給額から引かれるものや給与明細の見方に関しては「歯科衛生士の手取りはいくら?」という記事をご覧ください。

歯科業界の最新動向に関する資料

データで知る歯科業界

歯科医院・歯科医師に関する資料

歯科診療所件数の年次推移

歯科診療所件数の年次推移
  • 2016年まで増加傾向だが、2017年以降減少に転じる。
  • 人口減少ならびに歯科医師国家試験合格者数の制限より、今後歯科診療所は微減し続けると予想される。

都道府県別歯科診療所数

都道府県別歯科診療所数
  • 東京都が最も多く、最も少ない鳥取県の42倍の歯科医院を有する。
  • 地域によってかなりばらつきがある。

都道府県別歯科診療所数-3年推移

都道府県別歯科医院数3年推移
  • 東京都の歯科医院数が抜きん出て多い。
  • 一部の都道府県を除き、横ばいもしくは微減している。

都道府県別歯科診療所数 上位10都道府県

都道府県別歯科医院数
上位10都道府県
  • 東京都の歯科医院数は全国的に見て圧倒的に多い。
  • 歯科医院の数は人口や市場規模、歯科衛生士学校数、歯学部数に必ずしも比例していない。

都道府県別歯科診療所数 下位10都道府県

都道府県別歯科医院数 下位10都道府県
  • 人口が少ない都道府県は歯科医院数も少ない。
  • 人口密度が少ない都道府県は歯科医院数も少ない。

地方での医療アクセスの悪さが懸念される。

対10万人あたりの都道府県別施設数 上位10

対人口10万人あたりの歯科医院数
上位10都道府県
  • 東京が最も多く、医療サービスの高い需要が影響していると考えられる。
  • 歯学部の設置されていない和歌山、兵庫が10位以内であることから、歯学部数に必ずしも比例していない。

対10万人あたりの都道府県別施設数 下位10

対人口10万人あたりの歯科医院数 下位10都道府県
  • 下位10都道府県にはいずれも歯学部を有する大学がない。
  • 人口数や人口密度との相関が考えられる。

歯科医師数の年次推移

  • 虫歯の洪水時代から歯学部が多数設置され、歯科医師数が増えすぎたため定員を縮小した背景がある。

都道府県別歯学部数

北海道・東北地方
  • 北海道:2校(北海道大学、北海道医療大学)
  • 岩手県:1校(岩手医科大学)
  • 宮城県:1校(東北大学)
  • 福島県:1校(奥羽大学)
関東地方
  • 東京都:4校(東京医科歯科大学、日本大学、日本歯科大学、昭和大学)
  • 千葉県:3校(東京歯科大学、明海大学、日本大学松戸歯学部)
  • 神奈川県:2校(鶴見大学、神奈川歯科大学)
  • 埼玉県:1校(明海大学)
中部地方
  • 新潟県:2校(新潟大学、日本歯科大学新潟キャンパス)
  • 長野県:1校(松本歯科大学)
  • 岐阜県:1校(朝日大学)
  • 愛知県:1校(愛知学院大学)
近畿地方
  • 大阪府:2校(大阪大学、大阪歯科大学)
中国・四国地方
  • 岡山県:1校(岡山大学)
  • 広島県:1校(広島大学)
  • 徳島県:1校(徳島大学)
九州地方
  • 福岡県:3校(九州大学、福岡歯科大学、九州歯科大学)
  • 長崎県:1校(長崎大学)
  • 鹿児島県:1校(鹿児島大学)
  • 歯学部設置大学が2つ以上の自治体が7都道府県ある一方、北陸地方のように1つも歯学部がない地域もある。

歯科衛生士に関する資料

歯科衛生士の平均年収

  • 全都道府県含めた歯科衛生士の平均年収は404万円であり、日本人の平均年収よりも低い。

歯科衛生士の年収推移(2001-2023)

厚生労働省 平成13年から令和4年の賃金構造基本統計調査より歯科衛生士の年収推移
  • 直近20年間で歯科衛生士の平均年収は60万円近く上昇した。

歯科衛生士の都道府県別年収ランキング

  • 1位の岐阜県と最下位の福島県では約300万円の差がある。
  • 四国、東北、中国地方は平均年収が低い。

どの都道府県で働くかが重要

年齢階級別歯科衛生士数

  • 54歳までの全年代で、比較的同程度の人数が歯科衛生士として就業している。

就業場所別歯科衛生士数

  • 約91%の歯科衛生士が診療所に就業している。

日本全体及び女性の平均年収との比較

歯科衛生士の平均年収を日本全体および女性の平均年収と比較した折れ線グラフ
国税庁「標本調査結果」をもとに作成
  • 歯科衛生士の平均年収は、日本人の平均年収より低く、女性の平均年収より高い。

歯科衛生士国家試験合格者数の推移

歯科衛生士国家試験合格者数の推移
2006年から2024年までの受験者数、合格者数、合格率を表している。
  • 2006年から2024年までの歯科衛生士国家試験の平均合格率は95.44%であり、高い水準を維持している。
  • 2013年には2年制から3年制への移行により受験者数が大幅に減少したが、全体的に合格者数と合格率は年ごとに安定している。

2001年に日本で初めて3年制過程を導入したのは、宮城高等歯科衛生士学院

歯科衛生士の年代別平均年収

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」をもとに作成
歯科衛生士の年代別平均年収
  • 年代別の平均年収は、65~69歳が最も高く約635.6万円である。
  • 勤続年数や年齢と平均年収は必ずしも比例しない。

勤続年数別平均年収

勤続年数別平均年収
厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」および国税庁「令和4年民間給与実態統計調査結果」をもとに作成
  • 勤続年数が1~4年の場合、歯科衛生士の年収が最も高い。
  • 勤続年数が5年を超えると、日本全体の平均年収の方が高くなる。

歯科衛生士は勤続年数が短い間は高収入を得やすいが、

長期的には他の職種に比べて収入が劣る傾向がある。

参考文献・及びWEBサイト
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